【2023年 ロッキン前半戦】今週末の蘇我の天気はどうなる?台風の動向や持ち物をチェック!

今週末から日本4大野外フェスの1つで、日本最大の邦楽ロックフェス、「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」が始まります!関東では猛烈な暑さが続き、熱中症に厳重な警戒が必要ですが、南海上の海水温が高いため、台風が発達しやすい状態となっていて、台風の動向からも目が離せません。
まずは、今週末の前半2日間に向けて、千葉県・蘇我の天気や持ち物を確認しましょう!

ロック・イン・ジャパン・フェスティバルとは

ロック・イン・ジャパン・フェスティバル(以下、ロッキン)は、2000年に茨城県の国営ひたち海浜公園で初めて開催され、今年2023年で22回目を迎える日本最大級の音楽フェスティバルです。
2019年までは茨城県の国営ひたち海浜公園で行われていましたが、2022年からは会場を千葉県の千葉市蘇我スポーツ公園へ移し、蘇我では今年2023年が2回目の開催となります。(※2020年・2021年はコロナの影響で開催中止)
初めは2日間の開催でしたが、2001年からは3日間、2014年からは4日間(2週に分割)と、徐々に開催日が増え、2019年以降は5日間(2週に分割)にわたって開催されている夏の一大イベントです!ただ、開催日程は増えていてもチケットは抽選制で倍率が高く、毎年争奪戦です。

千葉市蘇我スポーツ公園はどんな場所?

ロッキンには、ひたちなかの頃に行ったことがあるけれど、蘇我には馴染みのない方もいるのではないでしょうか。蘇我スポーツ公園は、同じくロッキング・オン・ジャパン社が企画制作をしているJAPAN JAMの会場としても2017年から使われています。
JR東京駅からJR蘇我駅は電車で約45分、JR蘇我駅から会場も徒歩8分なので、国営ひたち海浜公園で行われていた頃より都心方面からのアクセスが格段によくなっています。JR千葉駅・JR千葉みなと駅・京成線千葉寺駅からは、当日無料のシャトルバスも運行されます。また、会場周辺にはショッピングモールやコンビニエンスストアなどもあり、ちょっとした忘れ物であれば現地で調達することも可能です。

2022年は台風の影響で最終日が中止に

8月は年間を通してみても、台風の発生・上陸の多い月です。太平洋高気圧の張り出しが強ければ、台風は本州を迂回するような進路をとるのですが、高気圧の勢力が弱まると本州に影響を及ぼすこともあります。それがまさに昨年2022年の8月に発生した台風8号です。
台風は2022年8月13日の17時半頃に静岡県の伊豆半島に上陸し、その後は北東へ進んで、14日21時に千島近海で温帯低気圧に変わりました。13日には、千葉県千葉のアメダスで、1時間 51.5mmという滝のような雨や、最大瞬間風速29.6m/sという何かにつかまっていないと立っていられないような風が観測され、千葉市内では道路の冠水などの被害がありました。2022年のロッキン最終日は8月13日だったため、前日に開催中止が発表されました。

台風が関東に近づきやすくなるのは9・10月頃が多くなりますが、8月に関東へ直接の影響を及ぼすことも度々あります。近年では、2021年台風10号の際も千葉県に土砂災害警戒情報が出され、崖崩れなどの被害がありました。また、2005年の台風11号は、強い勢力で千葉市付近に上陸し、甚大な被害をもたらしています。夏の台風は、太平洋高気圧の勢力が強く、台風を動かす上空の風もほとんど吹いていないため、迷走しやすい特徴があります。動きが遅くて影響が長引くこともあるため、最新の情報を注意深く確認する必要があります。

2023年のロッキンの天気 台風はどうなる?

2023年のロッキンの天気を見ていきましょう!フィリピン近海は台風の発生しやすい状況が続いていて、この先の天気の動向が読みづらいため、このコラムでは8月5日(土)・6日(日)の前半2日間の情報をお届けします。後半3日間の天気は8月7日(月)にアップ予定です。
蘇我スポーツ公園周辺は、8月5日(土)は、晴れて日差しが届き、気温がグングン上昇するでしょう。日中は35℃前後まで気温が上がり、熱中症のリスクが高まります。会場のグラウンドには木陰はほぼないため、喉が渇く前に水分をとるなどの対策をし、無理をせず隣接するアリーナで休憩をとるようにしてください。
6日(日)は雲が増え、急な雨や雷雨の可能性があります。原因は台風6号からの湿った空気で、遅い時間から7日(月)にかけて、雨脚が強まるでしょう。

2023年7月31日15時50分発表 台風6号経路図 (気象庁HPより引用)

大型で非常に強い台風6号は7月31日15時現在、南大東島の南海上を北よりに進んでいて、8月1日から2日にかけて、勢力を保ったまま沖縄や奄美にかなり接近する予想となっています。その先は東シナ海でしばらく停滞した後に、5日(土)頃から東よりに向きを変えて本州付近に影響を及ぼす可能性が出てきました。海面水温の高い領域でエネルギーを蓄えるため、かなり発達する予想となっていて、進路次第で西日本は大荒れのおそれがあります。交通機関に影響の出る可能性があるため、遠方から参戦される方は、必ず最新の情報を確認してください。家に帰るまでがフェスです。楽しむことはもちろんですが、安全を第一に考えましょう。

服装・持ち物リスト

基本はTシャツ+短パン+レギンスがおすすめですが、都市型のフェスのため、服装の自由度は高めでしょう。ヒールのある靴やサンダルは自分だけではなく周りも怪我をする可能性があるので避けてほしいですが、それ以外はおしゃれを楽しんでよいと思います。Tシャツは会場内の物販で、フェスやアーティストの公式グッズを購入してもかわいいものがありますし、ロッキング・オン・ジャパン社が手掛けるアパレルブランドのアイテムは普段使いもできておすすめです!
ロッキンの最低限の服装・持ち物リストは以下の通りです。コンクリートは照り返しが厳しいため、会場内はもちろん移動中も、熱中症や紫外線には細心の注意が必要です。

<服装・持ち物>
・靴(動きやすいもの)
・レインウェア(耐水圧や透湿度に優れたもの)
・パーカーなどの軽めのアウター
・帽子(ハットだと首の裏も守りやすい)
・サングラス(紫外線対策にあると◎)
・バック(ボディバッグやサコッシュがおすすめ)
・電子チケット(事前に公式アプリで発券しておくとスムーズ)
・現金+電子マネー
・保険証
・モバイルバッテリー
・日焼け止め
・汗拭きシート
・熱中症対策グッズ(塩飴・ハンディ扇風機など)
・ウェットティッシュ
・タオル
・ペットボトルの飲み物(暑い日は凍らせておくと◎)

【2023年 ロッキン後半戦】山の日からの3連休の天気 台風や雨はどうなる?

<参考>
・ロック・イン・ジャパン・フェスティバル公式サイト
https://rijfes.jp/

・気象庁 過去の気象データ検索
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

・気象庁 台風情報
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/25.721/128.496/&elem=root&typhoon=all&contents=typhoon