記録的短時間大雨情報と猛烈な雨の降り方

<ポイント早わかり>
- ① 数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨が観測・解析されたときに発表
- ② 雨量基準は地域ごとに異なり、大雨警報発表中+キキクルで「危険」となっているのが条件
- ③ 恐怖を感じるような猛烈な雨が降っていて、屋外への避難が困難な場合は命を守る行動を!
記録的短時間大雨情報とは
記録的短時間大雨情報は、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨が観測・解析されたときに、気象庁から発表される情報です。土砂災害や低地の浸水、中小河川の洪水など、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを表します。発表にはいくつか条件があり、①地域ごとに決められた雨量基準を満たしていること、②大雨警報が発表中であること、③気象庁のキキクル(危険度分布)で「危険」(紫)となっていることが必要です。発表基準は地域によって異なる
雨量基準は、1時間に降った雨の量が歴代1位または2位の記録が参考になっているため、地域によって閾値が異なります。北海道の一部や福井県などで1時間に80mm、三重県や高知県、宮崎県、鹿児島県などで1時間に120mmとなっています。発表基準の一覧は以下の通りです。
警戒レベルや大雨警報との違いは?
前述のように、記録的短時間大雨情報は、気象庁が「大雨警報」を出していて、尚且つキキクルで危険となっている=警戒レベル4相当に該当するときに、猛烈な雨を観測・解析すると出される情報です。災害への一層の警戒を呼び掛ける役割があり、基準を超える雨を観測・解析した時点で大雨警報が発表されていない場合は、警報の発表が検討され、記録的短時間大雨情報は警報発表後に出されます。猛烈な雨の降り方とは
