今日23日(木)は東・西日本太平洋側では南海上に中心を持つ高気圧に覆われて晴れていますが、沖縄本島地方では今夜は激しい雨の降る所があり、今年初めての大雨となる可能性があります。
気象予報士が今夜の雨で注意するポイントと、この先の天気傾向について詳しく解説します。
今夜は沖縄本島でバケツをひっくり返したような雨のおそれ
今日23日(木)は本州の南に移動性高気圧があり、春を思わせる天気図となっています。
沖縄では高気圧周辺を回る東よりの湿った空気の流れ込みやすい状態となっており、今日この後は沖縄本島地方で雨が降り、夜は雷を伴い激しい雨の降る所がありそうです。
那覇では昨年11月18日以来1日の降水量が10ミリを超えた日はなく(今日23日(木)14時時点)、今日10ミリ以上の雨が観測されればおよそ70日ぶりとなりそうです。
激しい雨とは1時間に30ミリ以上50ミリ未満降る雨をいい、バケツをひっくり返したようなイメージで、道路が川のようになってしまうような雨です。
沖縄本島地方では、アンダーパスなどの低い土地の浸水、川の増水にも注意が必要です。
落雷や突風の可能性もありますので、ゴロゴロと雷の音が聞こえるなど発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物の中へ移動し雨宿りをしてください。
この先も傘の出番続く 週明け27日は雨風強まり荒天の可能性も
この先も、沖縄・奄美では雨降りの日が続くでしょう。明日24日(金)~26日(日)は強い降り方ではなく、シトシト降るような雨となりそうです。
週明け27日(月)頃は、低気圧が発達しながら東シナ海を通過するため、雨に加えて風も強まり荒れた天気となる可能性があります。
28日(火)以降は、晴れの天気となりますが、気温がグッと下がり肌寒く感じられそうです。気温変化が大きくなりますので体調管理にもお気を付け下さい。
今日23日(木)に発表された1か月予報によると、沖縄地方の明後日25日(土)からの1か月の降水量は平年並か平年より少ない見通しとなっています。
この先1か月は雨が少ない見通しではあるものの、この時期は冬と春の空気が攻めぎ合うため、雨雲が局地的に発達することがあります。最新の天気予報をそらくらで確認するようにしてください。