【年越しそば】いつ食べるのが正解?意味やオススメ具材もご紹介

今年も残すところあとわずかとなりました。
年末は、「年越しそば」を食べるという方も多いのではないでしょうか。
今日は、年越しそばを食べる意味や歴史、縁起のよいオススメ具材をご紹介します。

年越しそばはなぜ食べるの?

年越しそばは、江戸時代に始まった習慣で、現代でも60%以上の日本の家庭で大晦日に食べているそうです。
その由来は、さまざまな願いが込められていて、
・そばが細く長いことから、長寿を願う意味
・そばはほかの麺に比べて切れやすいので、一年の苦労や厄災を断ち切って新年を迎えるという意味
などの願掛けや縁起担ぎとして知られています。

いつ食べる?

年越しそばは、大みそかに食べている方が多いようですが、食べる時間に決まりはないそうです。
夕食や年越し直前に食べてよいのですが、「その年の厄災を断ち切る」という意味で、年を越す前に食べ終えるのが一般的となっています。
ただ、地域によっては年をまたいでから食べる所や、30日に食べる風習もあるそうです。

オススメの具材

みなさん、今年の年越しそばの具材は何にしますか?
縁起のよいおすすめの具材と意味を4つ、ご紹介します!

・海老の天ぷら


年越しそばに乗せる、定番でもっとも人気の具材は海老天です!
海老の姿は、ひげが長く腰が曲がっていることから老人に例えられ、「長寿の象徴」とされています。
縁起のよい食材として、お正月のおせち料理にも人気です。

・ねぎ


ねぎは、語呂合わせから、1年の労をねぎらうという意味が込められています。
一年の頑張りを労い、新年を気持ちよく迎えるゲン担ぎとして、ぴったりですね!
そばの薬味としても人気のため、トッピングに加えて楽しむのもおすすめです。

・にしん


関東では食べたことがない方もいるかもしれませんが、主に関西や北海道で、年越しそばに、にしんの甘露煮を入れる方が多いそうです。
にしんは「二親」の漢字があてられ、にしんの卵である数の子は数が多いことから「子宝に恵まれる」という意味があるそうです。
青魚であるにしんは栄養価も高く、美味しいため、筆者の家庭でも、関西や北海道の出身ではありませんがにしんは年越しそばの定番となっています。

・紅白かまぼこ


紅白かまぼこの紅は「魔除け」、白は「洗浄」を意味し、紅白の組み合わせは「めでたさ」を表現しています。
また、半月の形から「日の出」を象徴すると言われていて、お正月のおせち料理にも欠かせない具材の一つです!

 

このほかにも、年末年始がちょうど旬を迎えることから「繁栄」「繁盛」という意味を持つ春菊、黄色い黄身の色が金を思い起こさせることから「金運上昇」と言われるなどがあります。
具材のひとつひとつに込められた意味を知り、願いながら年越しそばを食べると、よりよく一年を締めくくれそうですね!

 

いかがでしたか?
これから年越しそばの準備をされる方は、ぜひ参考にしてみてください!

 

<参考>

・農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/wagohan/articles/2212/spe12_02.html