チョコの意味や溶ける温度は?バレンタインおすすめレシピも紹介!

2月14日といえば、バレンタインデーです!日本では、女性から男性にチョコレートを渡す一大イベントですね。このコラムでは、お菓子の意味や手軽なレシピ、近年の天気の特徴などをご紹介します。バレンタインに何を渡すかお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

バレンタインデーとは?

・ バレンタインデーの歴史

諸説ありますが、有名なのはローマ帝国が起源というものです。当時のローマ帝国皇帝は兵士の婚姻を禁止していました。隠れて結婚式を行っていた司祭のウァレンティヌス(バレンタイン)が処刑されてしまった日であることなどから、「聖バレンタイン」をまつる日として、お祈りが行われるようになったとされます。
その後、バレンタインデーは恋人たちが花束やカードなどの贈り物を交換する日となっていきますが、女性が男性にチョコレートを贈るのは日本独自の文化です。

・ お菓子の意味

バレンタインデーに贈るものには、お菓子によって意味が込められているそうです。
定番のチョコレートは「あなたと同じ気持ち」であることを表し、マカロンやカップケーキは「あなたは特別な人」、マロングラッセは「永遠の愛」と、本命度が高めです。一方、クッキーは「友達でいましょう」、マシュマロは現在では「あなたのことが嫌い」といった意味があるとも言われています。もらう側も送る側も少しヒヤッとしますね。
ただ、いろんな意味があるとは言っても、相手が喜ぶものを考えて贈るのが一番です。甘いものが苦手の方にはお煎餅やお酒を選んでもよいですし、ダイエットや健康を気にされている方には高カカオのチョコレートなどもオススメです。

過去には気温の高いバレンタインデーも

・ 過去のバレンタインデーの天気

2月中旬の気温は、平年(1991-2020年)では、東京で10.9℃、大阪は10.5℃です。ただ、この時期は日本海で低気圧が急発達して南風が吹いたり、移動性高気圧に覆われたりして、気温がグッと高くなることもあります。
2015年以降の東京・大阪の最高気温をみると、2016年は東京・大阪ともに20℃を超え、2020年・2021年も平年より大幅に高くなっています。特に2016年の東京は23℃まで上がり、5月中旬並みの暖かさとなりました。グラフにはありませんが最低気温は15.1℃で、2月の東京の最低気温が高くなった歴代1位の記録(2023年2月1日時点)を持つ日なんです!この日は、低気圧が日本海で発達して、全国的に荒れた天気となり、中国・東海・北陸・関東では春一番が吹いています。春一番については2月15日のコラムで詳しく紹介していきます。

・ 気温が高いとチョコレートは溶ける?

チョコレートは種類にもよりますが、溶け始める温度が28℃ぐらいです。28℃ぐらいで表面がベタつくようになり、30℃を超えると急激に溶け始めて、体温近くになるとトロッと溶けるという性質があります。これが口溶けの良さの秘密です。
いくら季節外れの気温といっても、20~25℃ぐらいであれば、チョコレートが溶けるほどではありません。ただ、メーカーが表示している保存温度は20℃以下のことが多く、特に生クリームを使っているものなどは、気温によって美味しさが損なわれる可能性もあります。天気予報を確認し、持ち歩き時間に気を付けましょう。また、チョコレートの保存は、パッケージを確認した上で、直射日光や高温多湿な環境を避けてください。

バレンタインにおすすめ!手軽に作れるブラウニーのレシピ

手作りのチョコレートで厄介な手順といえば「テンパリング」です。チョコレートを溶かして固めるまでには、適切な温度管理が必要ですが、失敗すると見栄えや口溶けが悪くなってしまいます。
今回は、そんなテンパリングの手間が不要で、簡単かつ大量に作れるブラウニーのレシピをご紹介します!

しっとりブラウニー(森永製菓_天使のお菓子レシピより引用)

【材料】
(14個分 耐熱容器21×21cm、高さ:約5.5cm使用)
森永ホットケーキミックス …1袋(150g)
森永ダース<甘さ控えめミルク> …3箱(36粒)
バター …90g
卵(Mサイズ) …1個
砂糖 …大さじ3
くるみ …40g
フルーツグラノーラ …30g

【下準備】
・森永ダース<甘さ控えめミルク>1/2箱分を飾り用に耐熱容器にとっておく。
・くるみを包丁で細かくきざんでおく。
・耐熱容器にクッキングシートを敷いておく。

【作り方】
1. 森永ダース<甘さ控えめミルク>2箱と1/2箱・バターを耐熱容器に入れ、電子レンジ(500W)で1分加熱しよく混ぜて溶かす。
2. ボールに卵を割りほぐし砂糖を加えて混ぜる。1を加えてよく混ぜ、さらに森永ホットケーキミックス・きざんだくるみも加えて混ぜる。
3. 型に2を流し入れ、ヘラで生地を平らにする。
4. ラップをかぶせて、電子レンジ(500W)で約6分加熱する。
竹串をさして生地がつかなければ取り出して金網にのせて冷ます。
あら熱がとれたら、3cm×10cmにカットする。
5. 事前準備でとっておいた森永ダース<甘さ控えめミルク>を電子レンジ (500W)で約1分加熱し、溶かしてから4に塗り、その上にフルーツグラノーラを飾ればできあがり。

 

ブラウニーは当日の気温に左右されることがなく、持ち運びもしやすいのでおすすめです。バレンタインの準備がまだの方は、ぜひ作ってみてくださいね。見た目もかわいく、シンプルなラッピングでも十分映えそうです。
気になるバレンタイン当日の天気は、そらくらでご確認ください!

<参考>
・気象庁HP 過去の気象データ検索
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

<レシピ提供>
・森永製菓(株)天使のお菓子レシピ
https://www.morinaga.co.jp/recipe/detail/959