今年2023年のクリスマスの天気は?2022年は寒波襲来で大荒れだった!

もうすぐクリスマスですね!今年2023年はクリスマス当日が月曜日のため、この週末にお祝いをする方も多いのではないでしょうか。
昨年2022年は最強のクリスマス寒波が襲来し、全国的に大荒れの天気となりましたが、今年2023年の天気はどうなるのでしょうか。昨年を詳しく振り返りつつ、最新のクリスマス前後の天気予報を見ていきましょう。

2022年のクリスマスの頃は大荒れだった!

2022年のクリスマスの頃は、冬型の気圧配置が強まり、最強寒波が襲来したため、荒れた天気となりました。JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が形成され、北日本や日本海側中心に大雪となり、雪雲は太平洋側の地域にも流れ込みました。

12月23日(金)は、西日本や北陸、北日本で雪が降り、この雪が大阪や宮崎では昨シーズンの初雪となりました。山形県や石川県では「顕著な大雪に関する気象情報」が発表され、普段は雪の少ない高知でも一日の最深積雪が14cmと観測史上1位の値を更新しました。熊本県や鹿児島県では車の立ち往生が発生し、北海道では停電が発生するなど、災害レベルの大雪となってしまいました。
クリスマスイブの24日(土)には、名古屋でも初雪となり、一日の最深積雪が10cmという大雪となりました。東京都心は雪こそ降っていませんが、この日の朝の最低気温は氷点下となっています。
クリスマス当日の25日(日)には、大雪のピークは過ぎましたが、日本海側では雨や雪が続き、風の冷たいクリスマスとなりました。

2023年のクリスマスの頃までの天気は?

2022年はラニーニャ現象の発生していた年のため、上空を吹く偏西風が南に蛇行して、寒気が流れ込みやすい状況でした。今年2023年の冬はエルニーニョ現象が発生しているため、去年とは傾向が変わる可能性があります。それでは各地の天気予報を詳しく見ていきましょう。

【北海道~関東】
23日(土)は冬型の気圧配置が残り、北日本や北陸では、雪が降りますが、クリスマスイブの24日(日)からクリスマス当日の25日(月)は、北海道の雪は小康状態になるでしょう。
東北の日本海側や北陸は、低気圧や気圧の谷の影響で、クリスマスにかけても雪や雨となりそうです。
関東は広く冬晴れとなりますが、クリスマス当日の25日(月)の午前中は、沿岸部で雨の降る所があるでしょう。
クリスマスにかけての気温は、北海道や東北北部が0度ほど、東北南部や北陸で5度前後、関東は10度に届くかどうかで、真冬の寒さとなりそうです。夜のお出かけはさらに気温がガクッと下がりますので、防寒を万全にしてください。ダウンコートや厚手のコートに加えて、マフラーや手袋の用意もあると安心です。

【名古屋~那覇】
クリスマスにかけては、日本海側は雪や雨が降りやすいですが、雪の範囲は次第に狭くなるでしょう。
太平洋側は、比較的晴れますが、23日(土)は山沿いで雪の混じる所があり、クリスマス当日の25日(月)午前中は、沿岸部で雨の降る所がありそうです。
南西諸島は、すっきりしない天気が続きますが、クリスマス当日の25日(月)は晴れ間が戻るでしょう。
クリスマスにかけての気温は、日本海側は8度ぐらい、太平洋側も10度に届くかどうかで、夜はガクッと気温が下がりそうです。お出かけの際は、ダウンコートに加え、手袋やマフラーなどの小物も使い、寒さ対策をしてください。

ホワイトクリスマスの定義とは

クリスマスに雪が降ることを“ホワイトクリスマス”といいますね。日本では、ホワイトクリスマスの定義は特に決まっていませんが、海外では明確な定義のある国もあります。
イギリスでは、英気象庁(Met Office)が「12月25日に雪が降っていること」としていて、雪が積もっていても、クリスマス当日に降っていなければホワイトクリスマスとはいいません。
アメリカでは、米海洋大気局(NOAA)が「クリスマスの朝7時に1インチ(約2.5㎝)以上の雪が積もっていること」を条件としていて、雪が降っていても積もっていなければ該当しないようです。

 

<参考>
・英気象庁(Met Office)Will it be a white Christmas?
https://www.metoffice.gov.uk/weather/learn-about/weather/types-of-weather/snow/white-christmas

・米海洋大気局(NOAA)Are you dreaming of a white Christmas?
https://www.climate.gov/news-features/featured-images/are-you-dreaming-white-christmas