【そらトレ】夏といえば海やプール!水泳ダイエットで健康増進

7月は海開きやプール開きの時期です。また、プールは浮力が働くことで、負担が少なく怪我を防止しながら運動することができます。オススメの運動をご紹介します。

7月は海やプール開きの時期

7月は雨やくもりの天気でジメジメとした梅雨が明け、気温が上がる時期です。海やプール開きが行われるのもこの時期で、それには理由があります。
海やプールを楽しむうえで重要なのは水温です。厚生労働省がまとめている「遊泳用プールの衛生基準」には、原則として22℃以上とすることが明記されており、管理者は定期的に水温を管理しています。このため、本格的な夏を迎え、水温が上がってくる7月は海やプール開きが増えてきます。

プールでの運動の効果

プールは泳いだり遊んだりするのも良いですが、プールの中で運動をすることでダイエットや健康増進の効率が高くなります。下記のような効果があるとされています。
①水の浮力によって、身体への負荷が少なく、怪我や関節への負担が軽減されます。
②水の抵抗によって、身体を動かす際のエネルギー消費量が増え、カロリー消費の効率が高まります。
③水中での運動は全身運動になるため、身体の筋肉をトータル的に鍛えることができます。
これらの理由から、プールの中でのウォーキングなどの有酸素運動をすることで、ダイエットや健康維持に効果があるとされています。

オススメの運動

プールで行える運動をご紹介します。

①水中ウォーク

リハビリなどでも取り入れられている運動で、プールの深さが自分の身長の胸くらいになる場所で立ちます。
膝を軽く曲げ、胸を張って背筋を伸ばし、腕は体の横に下ろします。まずは、足首を使って前に蹴り出すように歩き始めます。この際、腕を自然に振ってバランスを取ります。ウォーキングを続けながら、徐々に歩幅を広げてみましょう。
水中での運動は、全身運動になるため、ゆっくりとしたペースで始めてください。
また、運動の前後はストレッチを行い、身体をほぐしましょう。始めは少し疲れやすく感じるかもしれませんが、徐々に慣れていきましょう。

②クロール

クロールは水泳の中で最も基本的な泳法の一つで、ランニングのように有酸素運動に分類されます。手から足の先まで動かすため、全身運動であり、ダイエットに効果的です。ゆっくりとしたペースで無理のない範囲で行いましょう。

③平泳ぎ

平泳ぎは、特に下半身の筋肉を効果的に鍛えることができます。脚の筋肉を使い、水をかき分けるように進むため、脚の筋力がアップし、下半身の引き締めにつながります。また、背中や腰の筋肉も使われるため、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。
さらに、平泳ぎは関節への負担が少ないため、長時間続けることが可能です。これにより、脂肪燃焼効果が高まり、ダイエット効果も期待できます。

海やプールでの熱中症に注意

①水分補給をこまめに行う

水中でも汗をかきますので、水分補給をこまめに行いましょう。スポーツドリンクや塩分を含んだ飲料水などで、適切な水分とナトリウムなどの電解質を補充することが大切です。

②日傘や帽子を着用する

砂浜やプールサイドで長時間過ご し、パラソルや木陰など遮るものがない場合は、日傘や帽子を着用して直射日光を避けましょう。日焼け止めもしっかり塗ってください。

③適度に休憩をとる

水中での運動や遊泳をする場合、思っているよりも体力を消耗します。適度な休憩をとり、疲れを取ることが大切です。疲れることで、熱中症を引き起こすリスクが高くなってしまいます。

④外気温と水温の差に注意する

海やプールの水温は外気温よりも低いため、長時間水中にいると体温が下がります。特に気温が高い日に長時間水中にいる場合、体が冷えて外気温との温度差で体調を崩しやすくなることがあります。時間を決めて休憩するなど、水中にいる時間や、外気温と水温の差に注意しましょう。

⑤熱中症の症状に気を配る

頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、疲労感など、熱中症の症状に注意しましょう。万が一、熱中症の疑いがある場合は、すぐに運動を中止し、医療機関を受診するようにしてください。

今回は海やプール開きに合わせてオススメの運動を紹介しましたが、屋内プールなどでは、シーズンを問わず運動することができます。この機会に始めてみてはいかがでしょうか。

<参考>
厚生労働省HP 遊泳用プールの衛生基準:
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei01/pdf/02a.pdf