2023年のフラワームーンの時期や由来は?ガーデニングで花を楽しむ

フラワームーンとはいったいどんな月なのか。2023年はいつみられるのか解説します。また、この時期は由来になっている花の植え付けにちょうど良い時期です。ガーデニング方法やこの時期オススメの植え付け品種などもご紹介します。

フラワームーンの意味や由来は?

フラワームーンとは5月の満月のことを言います。満月の名前は、各月ごとにアメリカの先住民族がつけた名称で、5月は春から初夏へと変わり、厳しい冬を乗り越えた草木が花をつけ、咲き始める時期に由来しています。次回の満月は6月4日(日)にストロベリームーンとなります。

フラワームーンを見られる時間はいつ?

2023年の満月は5月6日(土)2時34分です。今夜は満月が見られ、月の出は、東京で18時7分となっており、翌日6日の月の入りは4時15分となっているので、その時間内であればフラワームーンを楽しむことができます。ちなみに大阪の月の出は18時23分、福岡では18時43分となっており、雲に覆われなければ各地で月明りに照らされる花と月を同時に楽しめるでしょう。
また、フラワームーン は「絆」や「秘密」、「変化」などの象徴とされ、恋愛や友達などとの人間関係にかかわる願いをすると良いとされています。

月だけじゃなくお花も楽しむ時期、ガーデニングにおすすめの花

この時期は満月だけじゃなく、ガーデニングをしてお花を楽しむことができる時期でもあります。参考に今植え付けを行えば、夏には開花がねらえる花をご紹介します。
〇苗で植え付ける花(左からマリーゴールド、ガーベラ、ニチニチソウ)

園芸店に出回る時期が植え付けの時期で、購入した苗は、すぐに鉢に植えつけましょう。
本格的に暑くなってから植えつけてしまうと花芽をつける十分な準備ができず、開花期の夏になっても満足のいく花が咲かなくなってしまいます。

〇球根で植え付ける花(左からダリア、グラジオラス、カンナ)

基本的に球根内に生育するための栄養分を蓄えているので、肥料はほとんどいりません。球根を鉢植えする際は、根が張るスペースを優先して浅めに植えます。

水やりは表面の土が乾いてから水を与えましょう。わかりにくいときは触って確かめ、水を与える際は、鉢の底から流れ出すくらい与えます。ただ、与えすぎると根腐れの原因になってしまいますので、注意が必要です。
水を与える時間帯は一日のうちで午前中が適しています。特に、夏場は朝の涼しいうちに、土が乾きやすいものは、夕方にもう一度与えます。
花が咲いてからは、花に水をかけると花びらが弱り、病気の原因になってしまいますので、根元にそっと与えましょう。

夏野菜の植え付け時期でもある


トマトやナス、きゅうり、ピーマンといった夏野菜の植え付け時期でもあります。
種とポット苗がありますが、すでに発芽して育っているポット苗の方が成功しやすいです。その中でも、接ぎ木苗(地下部の根となる台木と地上部の茎葉の穂木を接ぎ合わせした苗)は生長の勢いがあり、病気にかかりにくいためオススメです。

2023年5月の満月はちょうど深夜に満月となるため、写真撮影にもってこいです。由来にもあるように満月や花を楽しんでみてはいかがでしょうか。

<参考>
国立天文台 令和 5年(2023) 暦要項
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2023/rekiyou233.html
成美堂出版「初めてのガーデニング大図鑑」(2002年5月)