東海で線状降水帯の発生の予測!今夜から大雨に厳重警戒
熱帯低気圧が今日14日(月)は九州へ進んで次第に不明瞭になりますが、別の低気圧が明日15日(火)にかけて日本海を北上し、暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。
東海地方では大気の状態が非常に不安定となり、今日14日(月)夕方から明日15日(火)にかけては1時間50ミリから70ミリの非常に激しい雨が降り、17日(木)頃にかけて大雨となる所がありそうです。
予想される雨の降る量はいずれも多い所で以下の通りです。
【14日12時から15日12時までの24時間】
愛知県 200ミリ
岐阜県 200ミリ
三重県 200ミリ
静岡県 250ミリ
【15日12時から16日12時までの24時間】
愛知県 100ミリ
岐阜県 100ミリ
三重県 100ミリ
静岡県 150ミリ
【16日12時から17日12時までの24時間】
愛知県 150ミリ
岐阜県 120ミリ
三重県 150ミリ
静岡県 200ミリ
今夜から明日15日(火)午前中にかけては線状降水帯が発生して、局地的にさらに雨量が増え、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
低い土地の浸水や土砂災害、川の増水・氾濫に厳重に警戒してください。発達した雷雲の接近する兆しがある場合には建物の中に移動するなど、安全確保に努めましょう。
線状降水帯とは?
気象庁によると、線状降水帯は、「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域」と定義されています。
直前の対策は?停電に備えて!
・帰宅や通勤・通学時に注意!
アンダーパスなどの低い土地は冠水のおそれがあります。帰宅ルートにある方は迂回路を検索しましょう。
また、雷が鳴っていて雨脚が強い場合は、その場にとどまることも選択肢の一つです。なるべく2階以上の高い場所に避難しましょう。
・停電に備えて!
落雷によって停電の発生するリスクがあります。直前にできる対策としてスマートフォンやモバイルバッテリーを充電しておきましょう。また、冷房が使えない際に有効なのは保冷材の利用です。すぐにご用意が難しい場合は水を入れたペットボトルを凍らせておきましょう。