四国・九州北部地方で平年より遅い梅雨入り発表!
今日6月8日(日)は、四国地方と九州北部地方で梅雨入りの発表がありました。
・中国地方 平年より16日遅い 昨年より24日遅い
・北陸地方 平年より11日遅い 昨年より13日遅い
なお、梅雨入りの発表は速報値で、春から夏にかけての実際の天候を考慮して、9月ごろに確定値が発表されます。その結果、速報値と確定値で日にちが変更となる場合があります。
最新の梅雨入り・梅雨明けに関する情報はこちらからご確認ください。
11日にかけて西日本は警報級の大雨のおそれ!
梅雨前線はこのあとゆっくりと九州を北上し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となり、前線に近い九州を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となる所があるでしょう。
予想される雨の降る量はいずれも多い所で以下の通りです。
【8日6時から9日6時までの24時間】
九州北部地方 80ミリ
九州南部 120ミリ
【9日6時から10日6時までの24時間】
九州北部地方 150ミリ
九州南部 150ミリ
土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒してください。前線の活動が予想より活発になった場合や発達した雨雲の流入が続いた場合には、11日(水)にかけて警報級の大雨となる可能性があります。
また、11日(水)以降も前線が西日本から東日本に停滞し、総降水量が多くなる可能性があります。
梅雨入り早々の大雨で今からできる対策とは?
梅雨入り早々に梅雨前線が活発化し、災害発生のリスクが高まります。備えがまだの方は今からできる対策を行いましょう。
・非常用品を用意・確認する
災害発生時は、生活に必要なものが手に入りにくくなります。そのため、「非常用持ち出し袋」と「家庭用の生活必需品」が重要になります。非常用持ち出し袋は、3日分の飲食料や衛生グッズ、救急用品などに加え、性別や年齢、持病の有無などに合わせて内容を検討してください。また、家庭用の生活必需品の中でも保存食は「ローリングストック法」で循環させるのがオススメです。普段から食材を多めに購入し、使った分は買い足していくことで、いざという時の賞味期限切れを防ぐことができます。
・雨水ますの掃除や土のう・水のうの用意
自宅前の道路の雨水ますに落ち葉やゴミが溜まっていると、水が流れ込みづらくなります。定期的に掃除をするとよいでしょう。
また、大雨が予想される場合は土のうを設置することで、自宅内へ雨水が流れ込むことを軽減することができます。土のう袋はホームセンターなどで購入することができます。また、若干強度は落ちますが、土砂の代わりに水を入れた水のうであれば、比較的簡単に準備することが可能です。
・ハザードマップを確認してリスクを把握する
ハザードマップでお住まいの地域の浸水のリスクを知りましょう。内水氾濫のハザードマップがない地域は、洪水のハザードマップや過去の浸水被害を確認してみてください。自宅や会社、学校などの周辺はもちろん、避難場所や避難経路もあわせて調べるようにしましょう。