明日23日午後から西日本太平洋側で大雨のおそれ 24日には関東・東海にも活発な雨雲掛かる

西日本太平洋側は明日午後から大雨に 豊後水道周辺は土砂災害に警戒!

西から前線がのびるため、西日本太平洋側では明日23日(火)午後から雨脚が強まり、24日(水)にかけて前線上を低気圧が通過するため、大雨となる所があるでしょう。17日(水) 夜遅くに発生した豊後水道を震源とする地震で揺れの大きかった愛媛県や高知県などでは、地盤がゆるんでいる所があり、土砂災害のリスクが高まります。早めの対策や避難を心掛けてください。
また、24日(水)は関東や東海にも活発な雨雲が掛かり、まとまった雨となるでしょう。24日(水)午後から25日(木)明け方がピークと見られますが、低気圧の動向が不確実のため、ピーク時間帯は変わる可能性があります。最新の情報を確認し、外出の際はしっかりとした雨具をご用意ください。

GW前半も雨の可能性あり?今後の雨のタイミングはいつ?


この先も本州南岸には前線が停滞し、前線上を低気圧が通過しやすいでしょう。ゴールデンウィークの始まる27日(土)から 28日(日)にかけては、西・東日本太平洋側で雨が降りそうです。低気圧や前線の位置次第で大雨となる可能性があります。最新の情報を確認し、予定は柔軟に変更してください。その後は一旦回復しますが、太平洋側は前線の影響を受けやすく、ゴールデンウィーク期間中は再び雨の降るタイミングがあるでしょう。
そらくらでは週間予報に加えて、26日(金)にゴールデンウィークの天気予報を発表する予定です。あわせてご活用ください。

天気急変への対策ポイントとは

この時期は、地上の気温は高めでも、上空は冷たい空気が残り、大気の状態が不安定になりやすくなります。これからゴールデンウィークにかけて、屋外で急変に見舞われた場合の対処方法や急変のサインを解説しますので、参考にしてみてください。

・天気急変のサイン

天気が急変する前には、①真っ黒い雲が近づいてきた、②雷の音が聞こえてきた、③急に冷たい風が吹いてきた、という3つのサインがあります。どれか1つでも当てはまれば積乱雲=雨雲の近づいてくる可能性があります。屋外にいる場合は、頑丈な建物に避難しましょう。
また、雷の稲光が確認できる場合は、雷が光ってから音が聞こえるまでの時間によって、雷とのおよその距離を計算することができます。音の進む速さは1秒で約340mのため、“光ってから音が聞こえるまでの秒数×340(m/s)”という計算方法で、雷がどのくらい近くで鳴っているのかを把握することができます。

・屋内への避難が難しい場合

屋内への避難が難しい場合は、高い木の近くは危険ですので木の下で雨宿りをすることはしないでください。
緊急時は、①頭を下げてしゃがんで姿勢を低くし、②両手で両耳をふさぎ、③足を閉じてつま先立ちをする、いわゆる「雷しゃがみ」をしてください。雷が止んだ後は20分以上経ってから安全な場所へ移動するとよいでしょう。