台風13号は14日にかけて勢力を強めて奄美・沖縄へ接近の可能性
台風13号は、今日13日(金)午前9時現在、日本の南海上を北よりに進んでいます。
今後、発達しながら日本の南を北西へ進み、三連休初日の明日14日(土)未明から朝にかけて大東島地方に接近し、夕方頃に奄美地方に最も接近するでしょう。沖縄地方や奄美地方では、台風の接近に伴い大荒れの天気が予想されています。
雨や風の影響は？猛烈な風が吹き警報級の大雨のおそれも
奄美地方と沖縄地方では、すでに雨や風の強まっている所があります。明日14日(土)は、猛烈な風が吹き、大しけとなる所があるでしょう。
・大雨
奄美地方と沖縄地方では、明日14日(土)から明後日15日(日)にかけて、大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った非常に激しい雨（https://sorakura.jp/20230518201/）が降り、大雨となるおそれがあります。
予想される雨の降る量はいずれも多い所で以下の通りです。
【13日12時から14日12時までの24時間】
奄美地方 80ミリ
沖縄地方 100ミリ
【14日12時から15日12時までの24時間】
奄美地方 150ミリ
沖縄地方 120ミリ
土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒してください。台風の進路や発達の程度によっては、警報級の大雨となるおそれがあります。
・暴風
奄美地方と沖縄地方では、明日14日(土)は、猛烈な風（https://sorakura.jp/20230926201/）が吹く所があるでしょう。
予想される最大風速（最大瞬間風速）は以下の通りです。
【13日】
奄美地方 12メートル（25メートル）
沖縄地方 17メートル（30メートル）
【14日】
奄美地方 30メートル（40メートル）
沖縄地方 30メートル（40メートル）
【15日】
奄美地方 23メートル（35メートル）
沖縄地方 23メートル（35メートル）
奄美地方と沖縄地方では、飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転したりするおそれもある猛烈な風が吹くおそれがあります。不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。
・高波
奄美地方と沖縄地方では、明日14日(土)から明後日15日(日)にかけて、うねりを伴い大しけとなる所があるでしょう。
予想される波の高さ（いずれもうねりを伴う）は以下の通りです。
【13日】
奄美地方 3メートル
沖縄地方 5メートル
【14日】
奄美地方 8メートル
沖縄地方 7メートル
【15日】
奄美地方 7メートル
沖縄地方 7メートル
高波に厳重警戒し、海には近づかないでください。
三連休に直撃で交通機関への影響大も！いまだからこそできる対策とは？
三連休に直撃し、沖縄や奄美へ旅行やお出かけを予定されている方もいるかと思いますが、いまできる対策を気象予報士が解説します。
① 無理な移動は控える
台風は今後勢力を強めるため、空や船の便に影響が出そうです。沖縄や奄美へ旅行やお出かけを予定されている方は、無理をせずに移動日をずらしたり、予定を柔軟に変更するようにしましょう。必ず、最新の情報を確認するようにしてください。
② 停電に備える
停電に備えて、モバイルバッテリーの充電をいまのうちに行いましょう。また、エアコンや冷蔵庫が使えないことも想定し、水を入れたペットボトルを凍らせておきましょう。
③ シャッターを閉める・窓に養生テープを貼る
猛烈な風が予想されているため、窓にシャッターがついている場合はしっかりと閉めましょう。また、窓ガラスが割れて飛散することの防ぐために、養生テープを貼ることも有効です。物干し竿や傘などは、室内にしまっておくなどの対策をしましょう。
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