今日は二十四節気の「白露」 この時期に見頃の草花や旬の食べ物は?

今日9月7日(土)は、二十四節気の白露(読み方:はくろ)です。
大気が冷えて露(つゆ)がおりる頃という意味で、残暑は厳しいものの、9月に入って季節は秋となりました。
この時期に見頃を迎える草花や旬の食べ物を紹介していきます!

白露に見頃を迎えている草花

地域によって多少差はありますが、この時期に見頃を迎える代表的な草花には、コスモス(秋桜)、シュウメイギク(秋明菊)、ケイトウ(鶏頭)などがあります。9月9日は重陽の節気(別名:菊の節句)があり、キク科の花が見頃となり始めます。

・コスモス(秋桜)

コスモス

コスモスはキク科コスモス属の花の総称です。秋を彩る代表的な花で、早咲きの品種は7月から咲きますが、一般的には9~10月頃に見頃を迎えます。
花言葉は色によっても異なりますが、全般には「調和」「謙虚」「乙女の純真」などがあります。

・シュウメイギク(秋明菊)

シュウメイギク

シュウメイギクはキンポウゲ科の植物で、名前に“キク”と入りますがアネモネの仲間です。上品な花が咲き、一重咲きと八重咲きがあって、9~11月頃に見頃を迎えます。
花言葉は色による違いはなく、「忍耐」「薄れゆく愛」「淡い思い」「多感な時」など、悲しい愛を想起させる言葉が多くあります。

・ケイトウ(鶏頭)

ケイトウはヒユ科の植物で、ニワトリのトサカに似ている形状から「鶏頭」という名前がつけられました。寒い地域では夏の間だけ咲き、開花時期は7~11月頃です。
花言葉は色によっても異なりますが、全般には「個性」「風変わり」「おしゃれ」「気取り屋」などがあります。

白露に旬を迎えている食べ物

・梨

梨

甘くてみずみずしい梨は、品種にもよりますが晩夏から秋にかけて旬を迎えます。アスパラギン酸が含まれていて、夏バテした体の疲労回復にもぴったりな食材です。

・秋ナス

秋ナス

9~10月頃のナスは“秋ナス”といわれ、嫁に食わすなということわざは有名です。本来は“嫁”ではなく“夜目”で、ネズミを指しているという説があります。水分やカリウムを多く含み、体を冷やす効果があります。

・太刀魚(タチウオ)

太刀魚

上品な白身魚の太刀魚は、夏から秋にかけて旬を迎えます。食べ方は様々で、脂がのっていて塩焼きにしてもおいしく、お刺身や煮つけもおすすめです。

二十四節気や七十二候については、こちらのページでも解説しています。

<参考>
・文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)」