【気象予報士が解説!】3月スタートは北風とともに寒気南下!寒さはいつまで?

今日は関東周辺で桜咲く頃の暖かさ!

今日は、関東周辺を含む太平洋側では、3月下旬から4月上旬並みの暖かさが予想されています。
ただ、北風がこのあと強まり、気温ほどの暖かさはないかもしれません。また、今夜以降は気温が急降下するでしょう。明日の最高気温は東・西日本で10度前後にとどまり、厳しい寒さが予想されています。

土日は寒さ戻る!日本海側は雪の範囲拡大!

この寒さの原因は上空の寒気。冬型の気圧配置に変わるため、土日は日本海側では広く雪が降るでしょう。山陰にかけて広い範囲で雪が予想されています。車で山沿いにお出かけや峠越えを予定している方は、雪道の備えを行ってください。特にスタッドレスタイヤだけでは、雪が凍っている上り坂はタイヤが空回りしてしまうことがありますので、タイヤチェーンを必ず携行し、装着方法も確認しましょう。
明日にかけての詳しい天気はこちらからご確認ください。

寒さいつまで?最新の1か月予報を解説!


この先1週間は、春の空気と冬の空気がせめぎあい、寒さと暖かさが行ったり来たりします。
土日は一時的に冬の寒さが戻りますが、週明けは、東京都心で最高気温が15度ぐらいまで上がり、春の暖かさとなるでしょう。東・西日本では、すでにスギ花粉が飛散のピークを迎えていますが、この気温の上昇で、花粉飛散が大量となるおそれがあります。花粉症の方で、まだ薬を服用していない方は、早めに対策を行ない、花粉症ではない方も屋内に入る際は、衣服や髪の毛についた花粉を払い落とすよう意識しましょう。
次の週末頃は再び強い寒気の南下が予想され、冬の寒さが戻りそうです。春の気温を表す言葉に「三寒四温」とあり、この言葉通り、日ごとの気温変化が大きくなります。日々の天気予報をチェックして、服装選びを考えましょう!
さらに、この先は、昨日2月29日(木)に発表された最新の1か月予報によると、来週の週末からは気温が平年並みか平年より高い予想となっています。この時期は、気温の平年値が少しずつ高くなっている頃でもありますので、冬の寒さからは解放され、春の暖かさがまもなく訪れそうです!

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