【都心も雪の予報】気象予報士が解説!このあとは雪が降る?

今日午後は気温が急降下!気になる雪エリアは?

今日午前中は、関東地方で広く日差しが出ていますが、午後は雲が増え、雪や雨が降りそうです。

現状、関東では、山地や山沿いを中心に大雪となる見込みで、埼玉県秩父や東京都多摩地方では、うっすらと積雪する可能性があります。最新の予報では、都心も雨に雪の混じる可能性が朝以上に高くなっていますが、みぞれが中心となり、積もる可能性は低いでしょう。
予想される雪の降る量は、いずれも明日朝までの24時間に多い所で以下の通りです。
▼関東北部50センチ
▼関東南部2センチ
▼甲信60センチ
土日ということで、お出かけをしている方は、最新の交通情報を確認するようにしてください。また、今日・明日は大学入学共通テストです。明日の朝は冷え込みが強まって、積雪の状況によっては、交通機関に影響の出る可能性があります。時間に余裕を持ち、歩道橋や橋のうえなど、路面の凍結による転倒にも十分ご注意ください。

関東で大雪になりやすい天気図パターンを解説


関東の大雪の原因は、本州の南岸を沿うように通過する、いわゆる「南岸低気圧」となることが多くなっています。ただ、今回は南岸低気圧ではなく、強い冬型が要因の「シアーライン」の発生が影響しています。
現段階の予想では、南岸低気圧のように半日~1日の長時間の雪は予想されておらず、降っても数時間となるため、積もる可能性は低いものの、念のため雪への備えを確認しておきましょう。

いま確認しておきたい対策とは?

今回の雪は平野部でうっすらと積もる可能性もありますが、最新の週間予報では、次の土日は低気圧や前線が接近し、関東を含む太平洋側で天気の崩れる可能性があります。
南岸低気圧の雪の発生は2~3月に多くなるため、雪の多いシーズンを前にいま一度大きく3種類の対策を確認しましょう。

①普段からできる備えをチェック!
スマートフォンやモバイルバッテリーをフル充電にしておきましょう。雪の重みによって倒木が発生し、大規模な停電が発生するケースも想定されるためです。
また、関東は雪に不慣れなこともあり、交通機関が乱れ、物流が滞ることもあります。普段から食べなれたレトルトカレーや缶詰食品などを少し多めに買い置きしておくこともおすすめです。

②除雪グッズや雪道の備えをチェック!
停電や車の中で立往生した場合、暖を取ることが大切になります。湯たんぽや使い捨てカイロを用意しておきましょう。
また、この季節に多いお鍋を食べるときに使うカセットボンベは、多めにストックしておくと、ライフラインが止まったときも温かい食事をとることができるため、おすすめです。

③寒さ対策をチェック!
雪かき用のスコップは直前に手に入れたくても売っていないというケースも考えられます。いま一度使えるかどうか確認しましょう。
また、車でお出かけ予定の方は、必ずタイヤチェーンを用意したり、スタッドレスタイヤに履き替えたりするなど、対策を行い、目的地の天気予報や交通情報もチェックしましょう。

そらくらでは、東京の大雪警報の基準についても解説しています!
https://sorakura.jp/20240109201-2/