暑い日が少なくなり、秋らしさも感じられる今日この頃。秋は、数日の周期で、一日単位でも気温変化が大きいことが特徴です。
このコラムでは、月齢ごとの肌着の目安、肌着の素材、赤ちゃんの暑いか寒いかの見分け方についてご紹介していきます。
月齢ごとに使い分ける肌着の種類とは?
日々すくすくと育っていく赤ちゃんは肌着の種類を選ぶのも、お父さん・お母さんを悩ませてしまいますね。
そこで、今回は①短肌着・長肌着、②コンビ肌着、③ロンパース、④セパレートの目安となる月齢はどれぐらいでしょうか?まとめてみました。
①短肌着・長肌着
生まれたばかりの月齢1か月ぐらいが目安です。出産準備期のお母さんのギフトにしてもよいでしょう。
生まれた季節によって長さを変え、春・夏生まれの赤ちゃんは短肌着、秋・冬生まれの赤ちゃんは長肌着がおすすめです。
②コンビ肌着
長肌着の裾が留められるスナップ付きのコンビ肌着は生後1か月以降の赤ちゃんが目安です。足をバタバタと動かすようになると、肌着がお腹まで上がってきてしまいます。生後1か月~5か月ぐらいまで使えるでしょう。
この時期だと、夏生まれのお子さまで、秋冬に向けて買い足すのであればコンビ肌着がおすすめです。
③ロンパース
6か月以降でお座りができるようになり始めたお子さまが目安です。上下が分かれていないため、はだけてお腹が出ることはないですが、暑い時期は通気性が悪く、蒸れやすいことが難点。
残暑が厳しい予想の今年の9月はロンパース一枚やロンパース+ズボンで過ごすこともおすすめです。
春生まれのお子さまがこの時期に使う機会が多くなります。
④セパレートタイプの肌着
大人も着るタイプのセパレートタイプの肌着は、もうすぐ1歳を迎えるお子さまにおすすめです。
目安としては、つかまり立ちが出来るようになった頃。たくさん動く時期となるため、おむつ替えが立った状態でしやすいタイミングが目安です。
昨シーズンの冬生まれのお子さま向けに買うのであればセパレートタイプがおすすめです。
季節ごとに分けたい素材一覧
同じ綿100%の素材でも織り方によって肌触りが変わってきます。参考にしてみましょう。
素材のほか、タグが裏面についていたり、縫い目が裏側についたりしていると赤ちゃんの繊細な肌を刺激する可能性がありますので、購入前に確認しましょう。
赤ちゃんが寒いか暑いか?どこで判断すれば良い?
暑いか寒いかによって厚手・薄手の生地を使い分けることがおすすめです。暑がりか、寒がりかにもよって変わってきますが、一日の平均気温でいうと15℃前後が使い分けの目安となります。
平均気温が12~15℃の地域
- 10月
- 札幌 青森 仙台
- 11月
- 東京 名古屋 大阪 広島 福岡
長袖と半袖で迷うと思いますが、長い時間寒い屋外にいる場合は長袖肌着を、暖房の効いた室内にいる場合は半袖タイプを選ぶとよいでしょう。
赤ちゃんは暑いか寒いか言葉で表すことはできないので、判断が難しいですが、分からない場合は足先を触ってみましょう。
足先が冷たい場合は、肌着のほか、アウターを厚手のものに変えたり、一枚多く着させたりすると、暑そうにしているときに、すぐに脱がせることができます!
ここまで赤ちゃんの肌着のおすすめの素材を紹介してきました。
肌着選びの参考にしていただけると嬉しいですが、この気温にとらわれず、赤ちゃんの表情や仕草を見ながら肌着を調整してみましょう!
東京医科歯科大学医学部卒。同大学小児科学教室に入局、関連病院で研修後、子育て期間を経て、現在は東京都内、埼玉県内のクリニックに勤務。日々こどもの診療に奮闘中。自然科学全般に興味があり、気象予報士の資格も取得。