ペルセウス座流星群【2023】流れる時間や方角は?

ペルセウス座流星群は今日8月13日(日)に流れ星の数がピークを迎えます。
このコラムでは、ペルセウス座とペルセウス座流星群について紹介していきます!

ペルセウス座とは?


ペルセウス座とは、流星群でもおなじみですが、一体どんな星座なのでしょうか?
ペルセウスとは、人の名前ですが、アンドロメダ座など人名がついている星座は、秋を代表する星座に多く、ペルセウス座もその一つです
ギリシャ神話の勇者ペルセウスをかたどった星座で、中でも星の明るさが変わる「変光星アルゴル」が有名です。変光星アルゴルは、規則正しく2日と20時間59分という周期で、2つの星が重なり合うことで2.1等級から3.4等級まで明るさが変わっていて、「悪魔の頭」という意味があります。星座絵では、見るものを石に変えるメデューサの額に位置する星です。
ペルセウス座の神話を少しご紹介しましたが、星座を作る星々がそれほど明るくないため、追うのは少し難しいかもしれません。

ペルセウス座流星群のピークは?方角や流れる時間帯を確認!

ここからは、ペルセウス座流星群の流れるピークの時間帯を確認していきましょう!極大は8月13日の17時頃に迎えます。日本では昼間の時間帯となりますが、前後数日はそれなりに多くの流星が予想されています。ここで各地の日の入り時刻をチェックしてみましょう。

早い太平洋側で18時30分過ぎに日の入りを迎え、福岡も19時以降、太陽が沈むでしょう。
お盆シーズンで帰省されている方や、キャンプなど明かりの少ない場所に移動している方ほど、観察はおすすめです。空の暗い場所では1時間あたり30個程度の流れ星を確認することができるでしょう!翌日の14日の夜も流星が多く観察できそうです。流星痕(りゅうせいこん)という明るい星が流れた後に煙のような跡が残ることで、数10分近く残るような場合もありますので観察してみましょう。

観察できる方角もチェックしておきましょう。ペルセウス座を中心に星は流れますが、空全体に現れます。なるべく空の広い範囲を眺めることをオススメします。また、目はまぶしさにはすぐに反応しますが、暗さに慣れるまで少なくとも30分ぐらいかかると言われています。流れ星を発見できず、すぐに諦めてしまわず、レジャーシートやハンモックに寝転んだり、もたれかかれる椅子などに座ったり、楽な姿勢でゆったりとした心持ちで観察すると良いでしょう
月が明るいと流れ星が見えず、観察しにくいですが、今晩の月齢は26.4と新月に近い細い月が明け方に東の空へ上がる程度で、観察に月明かりは気にならないでしょう。

夏の星空観察で注意しておきたいこと!

夏の星空観察では、虫対策が欠かせません。特に暗い屋外でじっとしている場合は、蚊のほかアブやブヨなどの虫に噛まれることがあります。基本は長袖・長ズボンで、虫よけスプレーも効果的です
また、小さいお子様は暗がりを怖がる可能性もありますので、しっかりと目を離さないようにしましょう。
ペルセウス座流星群のチャンスを逃しても、夏の間には流れ星が比較的多く観察できます!
最新の天気予報はこちら!https://sorakura.jp/category/forecast/
夏の星座の見つけ方はこちら!https://sorakura.jp/20230618201-2/
この夏休みを利用して、流れ星や夏の星空を観察してみましょう☆

<参考・引用>
・国立天文台「ほしぞら情報(2023年8月)」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2023/08-topics03.html

・国立天文台「各地のこよみ」
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/

・「星空図鑑(2013年6月第11版)」 藤井 旭 ポプラ社