【2023年】土用の丑はいつ?風習やうなぎの温め方をご紹介!

2023年の土用の丑の日は、今日7月30日(日)です。
「土用の丑」というとうなぎを思い浮かべる方も多いと思いますが、どんな日なのでしょうか?買ってきた「うなぎの蒲焼き」を美味しく温める方法も含めてお伝えしていきます!

土用の丑の日とは?風習も合わせてご紹介!

「土用」とは、夏だけではなく、春夏秋冬の年に4回訪れる、立秋・立冬・立春・立夏の直前のおよそ18日間ずつの雑節のことです。それぞれ夏土用・秋土用・冬土用・春土用と呼びますが、それぞれの日に食べるものが異なります。
・夏土用 2023年7月20日(木)~8月7日(月)
夏土用は丑の日に「丑(う)」のつく食べ物もしくは黒い食べ物を食べると良いとされる
⇒うなぎやうどん、梅干しなどのほか、土用しじみなど
・秋土用 2023年10月21日(土)~11月7日(火)
秋土用は辰の日に「辰(た)」のつく食べ物もしくは青い食べ物を食べると良いとされる
⇒たこ、玉ねぎ、サンマなど
・冬土用 2024年1月18日(木)~2月3日(土)
冬土用は未の日に「未(ひ)」のつく食べ物もしくは赤い食べ物を食べると良いとされる
⇒ひじきやトマト、りんごなど
・春土用 2024年4月16日(土)~5月4日(木)
春土用は戌の日に「戌(い)」のつく食べ物もしくは白い食べ物を食べると良いとされる
⇒いちご、いくら、大根、カブなど

「土用」の由来は、古代中国の陰陽五行説に基づいています。万物の根源を、秋は「金」、冬は「水」、春は「木」、夏は「火」のほか季節の変わり目を「土」に割り当てて考えています。土用は「雑節(ざっせつ)」の一つで、季節の移り変わりを表す暦です。土用期間には、草むしりや土いじり、引っ越しや店の開店など新しく始めること、方角に関わる引っ越しや場所を移動することを避ける方が良いとされています。
季節の移り変わりの時期となるため、身体をゆっくりと休める期間とするためともいわれています。

うなぎを食べ始めるようになったのはいつから?

土用の丑の日にうなぎを食べ始めるようになったのは、諸説ありますが、江戸時代中期に平賀源内(ひらが げんない)が広めたという由来が有名ですね。
もともと、うなぎの旬は産卵前の脂がのった春で、夏はなかなか売れませんでした。そこで、うなぎ屋が平賀源内に相談したところ、店頭に「本日丑の日」と張り紙を出したら大盛況となりました。周りのうなぎ屋も真似をして、いまに繋がっていると言われています。
うなぎには、ビタミンAやビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、鉄分、コラーゲンなどが豊富に含まれていて、夏バテ予防にもってこいの食材です。

この時期に食べたいうなぎ!うなぎの蒲焼きを美味しく温める方法は?

うなぎ屋で食べるうな重やうな丼も格別ですが、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで「うなぎの蒲焼き」を買うという方も多いはず!せっかくならお家でも美味しく食べたいですよね?
電子レンジで温める方法は、手軽ではありますが、温めすぎると歯触りが悪くなる可能性があります。うなぎの蒲焼きはフライパンで温める方法がおすすめです。

<うなぎの温め方>
①フライパンを熱する
②魚焼き用のアルミホイルを敷いて、うなぎの皮目を下に置く
③大さじ1杯程度の水をアルミホイルの下にそっと入れる
④蓋をして蒸し焼きに。弱火~中火で5分程度温める
⑤最後にタレをかけて完成です!
蒸し焼きにすることで、うなぎがふんわりと仕上がりますよ♪

年によっては2回ある「土用の丑」の日ですが、今年2023年は7月30日(日)のみとなっています。今日は美味しいうなぎを食べ、暑い夏を乗り切っていきましょう!

<参考>
国立天文台 「暦計算室」
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/

農林水産省 「特集2 鰻(1)」
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1607/spe2_01.html