【号外】近畿から関東甲信で線状降水帯発生のおそれ

本州付近に停滞する梅雨前線に向かって、台風2号からの非常に暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動が活発になっています。
四国地方では、線状降水帯が発生し、すでに猛烈な雨や非常に激しい雨の降っている所があります。


6月2日11時30分現在、高知県土佐清水市のアメダス三崎では、12時間に降った雨の量が341.0ミリと、観測を開始してから観測史上1位の大雨に見舞われています。

今後の雨の降る量は?お住いの地域を確認!

このあとも、活発な梅雨前線は、東日本・西日本に停滞し、四国地方と近畿地方では引き続き2日(金)夜にかけて、東海地方では2日(金)午後から3日(土)午前中、関東甲信地方では2日(金)夜から3日(土)午前中にかけて、線状降水帯が発生するおそれがあり、大雨災害に厳重な警戒が必要です。
関東甲信地方に、線状降水帯の予測情報が発表されるのは、運用が始まって以来初めてのことです。

明日3日(土)正午までの24時間に予想される雨の量は、多い所で
関東甲信・東海・四国地方 250ミリ
近畿地方         200ミリ
伊豆諸島         150ミリ
北陸地方         130ミリ
東北地方         100ミリ となっています。
線状降水帯が発生した場合は、局地的に上記の雨量よりさらに雨量が増えるおそれがあります。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒して下さい。

線状降水帯から身を守るには

線状降水帯による災害は、急激に危険度が高まる可能性があり、発生してからでは避難が難しい場合があります。線状降水帯とはどのような現象か、また大雨災害から命を守るための情報はこちらのコラムにまとめています。

【防災週間vol.5】線状降水帯とは?災害から命を守る行動を考える

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