ゴールデンウィーク間近!洗車にオススメの天気とは?

ゴールデンウィークがいよいよ今週末に迫ってきました!ゴールデンウィークに車を使って友人や家族と一緒にお出かけする方も多いのではないでしょうか?そこで、洗車にオススメの天気や車の運転中に注意すべき天気について解説していきます。

 

春は花粉や黄砂で汚れやすい

春は、車が汚れやすい季節です。なぜかというと、花粉や黄砂が多く飛ぶからです。そもそも花粉とは、花のおしべから出る粒のことで、この花粉が風などに流されることで遠くにある同じ種類の植物のめしべに付着し、種を作ります。花粉症として悩まれる方も多い、スギやヒノキなどの「花粉」は早ければ2月から飛び始め、5月頃まで飛散します。また、春は一年の中で最も黄砂が飛来しやすい季節でもあります。

上のグラフは、月別の黄砂観測日数の平年値を表しています。このグラフを見ると、黄砂は4月を中心に観測日数が多く、春に飛来しやすいことが分かります。2023年も4月12日~13日にかけて全国的に黄砂が飛来したことは記憶に新しく、観測回数の比較的少ない東京では4月としては16年ぶりに観測されました。このことから、春は花粉や黄砂で車が汚れやすいのです。

 

洗車にオススメの天気は?

車が汚れたら洗車をすると思いますが、洗車をする際にはオススメの天気があります。それは「くもりで風の無い日」です。なぜかというと、晴れて乾燥した日は、車体に付着した水が拭く前に乾いてしまい、シミになる可能性があるからです。また、水滴がレンズの役割となって太陽光が一点に集中し、車体を焦がしてしまう恐れもあります。さらに、風が強い日に洗車をすると、花粉や黄砂、周りの砂が舞ってしまい、洗ってもすぐに汚れてしまいます。これらの理由から、くもりで風の無い日が洗車に最適なのです。

 

車を運転中に注意すべき天気!

洗車をしたら、ゴールデンウィークにお出かけ!という方も多いかと思います。しかし、この時期、車を運転中に注意した方がいい天気があります。それはテレビの天気予報やニュースなどで「大気の状態が不安定」と見聞きした場合です。大気の状態が不安定とは、簡単に説明すると、地上の気温が高い時に、上空に強い寒気が流れ込む状況のことを言いますが、季節としては今ぐらいの時期に起こりやすくなります。こういう日は積乱雲が発達しやすく、急な強い雨や雷雨になることがあります。短時間でザッと降るため、路面に水が溜まりやすく「ハイドロプレーニング現象」が発生するおそれがあります。ハイドロプレーニング現象とは、雨天走行時にタイヤと路面の間に水の膜ができ、タイヤが路面から離れることで、ブレーキ操作やハンドル操作が困難になる状態です。ハイドロプレーニング現象は、スピードが比較的速い時に発生しやすく、1時間に30mm以上の激しい雨が降ると可能性がより高まります。そのため、雨の中走行する際は、なるべく速度を抑えて運転しましょう。

以上、洗車にオススメの天気と運転中に注意すべき天気を紹介しました。ゴールデンウィーク前に車の手入れをして、楽しく安全にドライブしましょう!

 

参考

気象庁 黄砂観測日数表

https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/kosahp/kosa_table_1.html

気象庁 雨の強さと降り方

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/amehyo.html