【子育てコラム】赤ちゃん 秋冬のお洋服選びどうする?

だんだん寒くなるこれからの季節、赤ちゃんにいつ頃どんな服を着せればいいのか悩んでしまいますね。赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、そのときの気温にあった服装選びがとても大切です!たくさん着せると、暑すぎて汗をかかせて風邪の原因にもなってしまいます。気温や赤ちゃんの成長に合わせた着せ方についてお答えします!

まとめ

  • 平均気温が20℃以下となったら半袖から長袖へ衣替えを
  • 9月は半袖で過ごせる地域が多い。10月は長袖に衣替えを
  • 上下別の服は、おすわりができ始めるからがおすすめ

平均気温が21℃以上のときの基本の着せ方

  • 0~5か月(ねんね~寝返りの頃)
    半袖の2ウェイオール or カバーオール or ロンパース + 肌着
  • 6か月頃~2歳頃(おすわり~あんよの頃)
    ボトムス + 半袖トップス + 肌着

平均気温が20℃以下のときの基本の着せ方

  • 0~5か月(ねんね~寝返りの頃)
    長袖2ウェイオール か 長袖カバーオール + 肌着
  • 6か月頃~2歳頃(おすわり~あんよの頃)
    ボトムス + 長袖トップス + 肌着

赤ちゃんの暑い・寒いのサインの見分け方

赤ちゃんは自分で、暑い・寒いをうったえられません。赤ちゃんの首筋や背中をさわって判断しましょう。暑い場合は汗をかいています。また、寒ければ体全体がひんやりしています。手足も冷たいことがありますが、手足の血管を拡張・収縮させて、体温を調節させているためで、寒いとは限りません。手足をさわって判断するのではなく、首筋や背中をさわって確認しましょう。

平均気温が21℃以上のとき

平均気温が21℃以上の地域

9月
秋田 仙台 東京 新潟 名古屋 大阪 松江 福岡 那覇
10月
鹿児島 那覇
11月
那覇

平均気温が21℃以上のお出かけは、半袖で過ごせます。
“生後0~5か月”のときは、肌着に半袖の2ウェイオールやカバーオール、ロンパースがおすすめです。“6か月頃~2歳頃”は、ボトムス + 半袖トップス + 肌着がいいでしょう。生後0~5か月のときの肌着は、脚を動かしやすいコンビ肌着がおすすめです。6か月以降は、おすわりなどでおなかや背中が出ないようなロンパースがあると重宝します。九州は9月まで、沖縄は10月にかけて紫外線が強いため、つば付きの帽子や日焼け止めで日焼け対策を行ないましょう。
気温が下がる朝晩や雨の日のお出かけは、ベストや掛け物、靴下などの調節アイテムがあると安心です。生後0~5か月のときは、靴下は基本的にはかせませんが、寒い日のお出かけや冷房の効いた室内など、寒さで血行が悪くなり、脚が紫色になっている場合ははかせましょう。

平均気温が16~20℃のとき

平均気温が16~20℃の地域

9月
札幌 青森
10月
東京 新潟 名古屋 大阪 広島 松江 福岡
11月
鹿児島
12月
那覇

平均気温が16~20℃のときは、暑さが落ち着いてきて長袖を着る機会が多くなります。
ただ、暑く感じられる日もあるため、半袖も完全にしまわず残しておくとよさそうです。
“生後0~5か月”のときは、長袖2ウェイオール か 長袖カバーオール + 肌着
“6か月~2歳頃”は、ボトムス + 長袖トップス + 肌着
が基本です。朝晩や肌寒い日のお出かけは、ベストや帽子、靴下などの防寒グッズもプラスしてください。帽子は肌にふれるのでやわらかい素材を選び、防寒が目的なので、つばなしのものがおすすめです。また、低月齢の頃にサイズの大きすぎる帽子はずり落ちて窒息の危険もあるため、帽子をかぶせるときは必ずサイズを確認し、ジャストフィットのものを選びましょう。

平均気温が12~15℃のとき

平均気温が12~15℃の地域

10月
札幌 青森 仙台
11月
東京 名古屋 大阪 広島 福岡

平均気温が12~15℃のときは、少し肌寒く感じられます。お出かけは基本の着せ方に、薄手のはおりもの + 帽子 + 靴下をはかせましょう。カーディガンなど薄手のはおりものは、長く使える少し大きめのものを選んでもいいでしょう。

平均気温が7~11℃のとき

平均気温が7~11℃の地域

11月
青森 仙台 新潟 松江
12月
東京 名古屋 大阪 広島 福岡 鹿児島

平均気温が7~11℃は、寒さが本格化。1日の寒暖差が大きいので、室内ではエアコンを上手に活用して。お出かけは、基本の着せ方に、アウター + 帽子 + 靴下を着せましょう。“生後0~5か月”のときのアウターは、軽くて暖かいフリース素材のポンチョが使いやすいです。特別寒い日や寒い地域はジャンプスーツなど全身を覆い、中わた入りのアウターだとしっかり防寒してくれます。“6か月頃~2歳頃”のアウターは、風を通さないナイロンやフリース素材がよく、フード付きは帽子嫌いの子にもおすすめです。寒い地域は、雪が降る日もあるため、アウターは防水機能つきがいいでしょう。

 

<引用・参考>
(株)ベネッセコーポレーション刊 雑誌『ひよこクラブ』 2021年11月号
「はじめてのママ&パパの育児主」 主婦の友社