2025年の中秋の名月は明日10月6日の夜!十五夜のお月見日和エリアはどこ?

6日夜の天気は?お月見日和なのはどこ?

明日6日(月)の夜は前線や湿った空気の影響で、東北南部や北陸、関東、東海は雲が多く、雨が降りやすいでしょう。お月見にはあいにくの天気となりそうです。大気の状態が不安定で局地的に雷を伴って雨脚が強まるでしょう。最新の雨雲の動きを確認し、発達した雨雲が近づいてきたら建物の中に避難してください。北海道や東北北部、近畿以西は多少雲が出ますが、広い範囲で満月を見るチャンスがあるでしょう。
全国的に北よりの風が吹き、雨の降るエリアを中心に夜は少しヒンヤリと感じられそうです。北海道は10℃前後で、内陸部ではひと桁まで下がるでしょう。東北や北陸、関東は20℃に届くかどうかで、昼間は半袖で過ごせても夜は軽く羽織る物が必要です。東海から九州は23℃ぐらい、沖縄は27℃前後と、夜もあまり気温は下がらないでしょう。

中秋の名月(十五夜)とは

“中秋(ちゅうしゅう)”とは、旧暦の8月15日を表す言葉です。“名月(めいげつ)”だけでも旧暦8月15日の月(=中秋の名月・十五夜)や、旧暦9月13日の月(=十三夜)を指します。十五夜は、旧暦の毎月15日の満月のことですが、旧暦の8月の月は1年で最も美しく見えることから、旧暦8月15日の中秋の名月の夜を表すことが一般的です。
今年2025年の中秋の名月は10月6日(月)で、10月にずれ込むのは2020年以来5年ぶりです。十五夜といえば9月をイメージされる方も多いかもしれませんが、年によって9月になったり、10月上旬になったりします。次に十五夜が10月になるのは、3年後の2028年で10月3日です。

2025年は中秋の名月・十五夜=満月ではない?

中秋の名月・満月

中秋の名月は、太陰太陽暦(旧暦)で決まるため、必ずしも満月にはならず、1~2日ずれることがあります。これは、月の公転軌道は楕円形で、新月から満月までの周期は13.9~15.6日と変化があるためです。
2023年は中秋の名月と満月が同じ日でしたが、昨年2024年は1日ずれて翌日が満月でした。今年2025年も中秋の名月が満月とはならず、次に中秋の名月と満月が同じ日になるのは2030年です。

十五夜の食べ物やお供え方法は?

お月見団子

十五夜に食べるものといえば“月見団子”です!また、里芋などもイモ類や秋に収穫された農作物を食べる地域もあります。
月見団子のお供え方法は、①お団子の数、②お団子の盛り付け方、③飾る場所がポイントです。お団子の数は十五夜にちなんで15個とするのが定番ですが、簡略化して5個にする場合もあります。お団子の盛り付け方は、三方(さんぽう)という器に奉書紙を敷き、15個の場合は下の段が3×3=9個、真ん中の段は2×2=4個、上の段には1×2=2個を盛り付けましょう。三方はないご家庭がほとんどかと思いますので、お皿やお盆を代用して問題ありません。飾る場所は、窓辺などの月の見えるところや床の間にお供えしましょう。月から見て左側にススキや農作物などの植物、右側に月見団子を並べてください。

<参考・引用>
・国立天文台 「中秋の名月とは」
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C3E6BDA9A4CECCBEB7EEA4C8A4CF.html
・国立天文台 「ほしぞら情報2025年10月」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/10.html