「甘酒」と聞くと冬の飲み物というイメージを持つ方も多いかもしれません。ただ、甘酒は美容・健康効果が抜群で、熱中症対策にも効果的です。
今日は夏こそ取り入れたい甘酒の魅力についてご紹介します!
甘酒ってなに? 米麹と酒粕の違い
甘酒とは日本の伝統的な甘味飲料で、ひな祭りやお正月などお祝い事のときに飲まれることが多いです。
甘酒には主に「酒粕」から作るものと「米麹と米」から作るもの2種類があります。酒粕甘酒は日本酒などを作る時にできる酒粕をお湯に溶かし、砂糖を加えて作るもので、アルコールが含まれる場合もあります。独特の風味が特徴で、腸内環境を整える食物繊維やダイエット効果も期待できるタンパク質が含まれています。
一方、米麹甘酒は麹菌で炊いたお米を発酵させて作る甘酒です。ノンアルコールで子どもや妊娠中の方も安心して飲むことができます。砂糖を加えることなく優しい甘さがあり、ビタミンB群やブドウ糖など、体に嬉しい栄養が豊富に含まれているため、近年は特に米麹甘酒を「飲む点滴」と呼ばれ、健康意識の高い女性を中心に集めています。
美容と健康、ダイエットに嬉しい効果!ただ注意点も
甘酒は美味しいだけでなく、酒粕・米麹甘酒のどちらの種類にも美容と健康にうれしい効果がたくさんあります。
<甘酒の効果効能>
・美肌・美容効果
美肌をサポートするビタミンB群が豊富で、皮脂抑制効果があり肌荒れやニキビ対策にも効果的です。
・腸内環境を整える
オリゴ糖や食物繊維が腸内環境を整え、内側からきれいにする効果があります。
・ダイエットの味方
一般に米麹甘酒はGI値(食後の血糖値速度)が低く、「レジスタントプロテイン」というたんぱく質が多く含まれる酒粕甘酒にも肥満抑制効果があり、ダイエットにもおすすめの飲み物です。
・疲労回復や夏バテ対策にも
ブドウ糖(米麹甘酒のみ)やアミノ酸が疲労回復を助け、夏バテ対策にもぴったりです。
ただ、比較的高カロリーで糖分を多く含むため、過剰摂取には注意が必要です。カロリーや糖質が気になる方は、無加糖タイプを選んだり、分けて飲んだり食後に飲むようにしましょう。
いつ飲むのが効果的?一日の適量と夏におすすめの飲み方
適量は1日に100~150ml程度を目安に、毎日続けるのが理想的です。
甘酒はいつ飲むのが効果的なのでしょうか。時間帯によっても得られやすい効果が異なります。朝に飲むと代謝もアップ!脳の活発化や美肌効果もあります。また、夜に飲むと疲労回復やリラックス効果があります。運動の前後やおやつの時間帯はエネルギー補給になり、栄養価が高いため熱中症対策にも効果的です。
夏には冷やして飲むのが定番で、おすすめの飲み方は豆乳の混ぜて飲む甘酒豆乳!豆乳はタンパク質やイソフラボンが含まれ、甘酒と合わせることで美肌効果がプラスされ、最強コンビとなります。
季節を問わず楽しめる甘酒ですが、実は暑さで疲れやすい夏こそぴったりです。
栄養も味わいも兼ね備えた甘酒を、夏の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか!
<参考>
・農林水産省ウェブサイト
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1201/a02.html