今日3月20日(木・祝)は、二十四節気の春分(読み方:しゅんぶん)です。
暦の上の春の真ん中となり、春分は昼と夜の長さが同じになる日です。
この時期に見頃を迎える草花や旬の食べ物を紹介していきます!
春分に見頃を迎えている草花
地域によって多少差はありますが、この時期に見頃を迎える代表的な草花には、ソメイヨシノ(染井吉野)、タンポポ、ツクシなどがあります。年度の終わるこの時期は、早い地域では桜の花が咲き始め、お花見シーズンへ突入します。
・ソメイヨシノ(染井吉野)
ソメイヨシノ(染井吉野)は、バラ科サクラ属の落葉高木で、江戸彼岸(エドヒガン)と大島桜(オオシマザクラ)の交雑種です。日本を代表する桜の品種で、日本の桜の約8割を占めています。例年では西日本や関東・東海で3月下旬頃から咲き、4月上旬に満開となり、4月中旬には葉桜となります。北陸や東北は4月上旬頃から咲き始めます。気象庁の観測している桜は、沖縄県や奄美、北海道の一部(稚内・旭川・網走・帯広・釧路)以外ではソメイヨシノです。
花言葉は、「純潔」「高貴」などがあります。
・タンポポ
タンポポは、キク科タンポポ属の総称です。カントウタンポポなどの在来種やセイヨウタンポポなどの外来種があり、根っこからはたんぽぽコーヒーが作られます。春の代名詞で3月~5月頃にかけて見頃を迎えます。
花言葉は「愛の神託」「幸せ」「神託」「真心の愛」です。
・ツクシ
ツクシ(土筆)は、スギナという植物の胞子茎を一般的に指します。春になると地面から顔を出して、上に向かって真っすぐ伸びます。
花言葉は、「努力」「向上心」「意外」など、つくしの生長する姿をよくあらわしています。
春分に旬を迎えている食べ物
・フキ
フキは、花と葉柄が別々の時期に違うところから育ちます。花はフキノトウと呼ばれ早春に食べられ、葉柄は花が咲いたあとに生長してフキとして4月~6月頃に旬を迎えます。
低カロリーの食材で、食物繊維やカリウムが多く含まれています。
・タラの芽
タラの芽は、代表的な春の山菜のひとつで、「山菜の王様」ともいわれます。少し苦味のある独特の味が魅力で、天ぷらなどにしてよく食べられます。天然物は4月~6月頃に旬を迎えます。
カリウムなどのミネラル、葉酸などのビタミン類が豊富です。
・シラス
シラスは、イカナゴ、カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシ、アユ、ニシンなど様々な魚の仔稚魚の総称です。稚魚の産まれる時期によって春シラスと秋シラスがあり、春シラスの旬は3月~5月頃です。
タンパク質やカルシウム、マグネシウムなどを多く含んでいます。
二十四節気や七十二候については、こちらのページでも解説しています。
<参考>
・文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)」