三連休初日の今日22日(土)の日はニン・ニン・ニンの語呂合わせで『忍者の日』に制定されていますが、今日このあとの関東地方は『忍者雲』と呼ばれる雲の影響で、天気が急変する可能性があります。気象予報士がメカニズムを解説します。
忍者雲とは?天気急変の可能性
今日午前中は日差しも降り注いだ関東平野部ですが、このあとは天気の急変に注意が必要です。
強い冬型の気圧配置となっている本州付近ですが、北西の季節風が関東山地や中部山岳といった脊梁山脈(せきりょうさんみゃく)を大きく迂回して、関東付近で収束することによって『忍者雲』と呼ばれる雲が発生することがあります。
局地的な現象のため、地上の天気図には現れにくく、晴れて油断していると急に天気が崩れることもあり、神出鬼没なことから『忍者』という名前が付いています。
このあとの天気は?三連休は明日も変わりやすい天気に
今日このあとは、東京都心も含めて関東平野部でも天気の急変する可能性があります。都心の午後の降水確率は20%となっていて、にわか雨やにわか雪が予想されていますが、崩れは短時間で積雪とはならない見込みです。ただ、お出かけには折り畳みの傘があると安心です。
連休二日目で天皇誕生日の23日(日)明日も関東地方はマークにはありませんが、午後ほど急な雨や雪の降る可能性があります。外出には折り畳みの傘を忍ばせておくと安心です。
急な雨の場合は?雨雲レーダーで最新情報をチェック
真っ黒い怪しい雲が近づいてきたら、天気の急変するサインです。特に今日は上空に強い寒気が入っているため、千葉県や神奈川県で雷雨となる可能性もあります。屋外で雷の音がゴロゴロと聞こえたら、こちらを参考に身を守る行動をとるようにしてください。
また、急な雨や雪がいつまで続くかは、そらくらの雨雲レーダーを参考にしてみましょう。