今日2月3日(月)は、二十四節気の立春(読み方:りっしゅん)です。
季節はまだ冬真っ只中ですが、暦の上では早くも春を迎えます。
この時期に見頃を迎える草花や旬の食べ物を紹介していきます!
立春に見頃を迎えている草花
地域によって多少差はありますが、この時期に見頃を迎える代表的な草花には、ウメ(梅)、スノードロップ、アセビなどがあります。冬の終わりと春の訪れを感じさせてくれる花が咲きます。
・ウメ(梅)
ウメ(梅)はバラ科サクラ属の落葉高木です。品種は300種類以上あるといわれ、園芸学では“花梅(はなうめ)”と“実梅(みうめ)”に大きく分類され、花梅はさらに花や枝の性質によって3系9性(あるいは8性)に分けられます。見頃は1月中下旬〜4月頃で、気象庁では梅の開花日を観測しています。
花言葉は色によっても異なりますが、全般には「高潔」「忍耐」「忠実」などがあります。
・スノードロップ
スノードロップはヒガンバナ科ガランサス属の総称です。春を告げる花の一つで、夜は花びらを閉じ、朝にうつむくように花びらを開きます。2月~3月頃にかけて見頃を迎えます。
花言葉は「希望」「慰め」などです
・アセビ
アセビはツツジ科アセビ属の常緑樹です。漢字にすると「馬酔木」と書き、有毒性で馬が酔ったようにふらついたことが由来とされます。花は2月〜5月頃に見頃を迎えます。
花言葉は、「献身」「犠牲」「清純な心」などがあります。
立春に旬を迎えている食べ物
・フキノトウ
フキノトウはフキの花で、フキは花茎です。フキノトウの天ぷらは春の味覚として人気があります。春の山菜には特有の苦味がありますが、アク抜きをすると比較的食べやすくなり、天然毒素を減らすことも同時にできます。旬は2月~4月頃です。
ビタミンやミネラルを多く含んでいて、「フキノリド」という香りの成分は、胃腸の働きをよくする効果があります。
・伊予柑(イヨカン)
伊予柑(イヨカン)は、主に愛媛県で栽培されている柑橘類で、伊予の国とは現在の愛媛県を指します。1月~3月頃に旬を迎え、ピークは2月です。
ビタミンや葉酸が豊富で、薄皮にはペクチンという食物繊維が含まれます。
・トラフグ
トラフグは食用のフグの中で一番の高級魚です!背中に虎のような模様のあるのが特徴で、香りと歯ごたえが抜群です。フグは秋の彼岸から春の彼岸までがおいしいといわれ、まさに今が旬です。
タンパク質やビタミン、ミネラルが豊富で、低カロリーな上、コラーゲンも多く含まれています!
二十四節気や七十二候については、こちらのページでも解説しています。
<参考>
・文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)」