明日28日をピークに日本海側は大雪!太平洋側も積雪のおそれ
29日(日)にかけては、年末寒波が襲来し、強い冬型の気圧配置となるでしょう。
今日27日(金)は北海道から山陰の日本海側や東北太平洋側で雪となり、明日28日(土)は雪の範囲がさらに広がりそうです。北海道から九州の日本海側に加えて、東北や東海、西日本の太平洋側にも雪雲が流れ込み、日本海側では警報級の大雪のおそれがあります。
予想される雪の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。
【27日6時から28日6時までの24時間】
関東甲信地方 50センチ
北陸地方 70センチ
東海地方 40センチ
近畿地方 40センチ
中国地方 30センチ
四国地方 8センチ
九州北部地方 10センチ
【28日6時から29日6時までの24時間】
関東甲信地方 40センチ
北陸地方 70センチ
東海地方 50センチ
近畿地方 40センチ
中国地方 30センチ
四国地方 10センチ
九州北部地方 10センチ
【29日6時から30日6時までの24時間】
北陸地方 30センチ
東海地方 30センチ
近畿地方 20センチ
この先の寒気が南下するタイミングや大晦日以降の雪の見通しは?
この先は強い寒気が度々南下するでしょう。平地で雪の降る目安とされる寒気(上空1,500メートル付近で-6度以下)は、29日(日)は北陸付近まで、大晦日の31日(火)は山陰付近まで南下し、1月2日(木)以降も再び北陸や山陰付近を覆いそうです。
大晦日の31日(火)は、低気圧の影響で北日本は太平洋側も含めて雪が降るでしょう。東・西日本の日本海側は山地で雪、平地は冷たい雨となりそうです。
元日の1日(水)は日本海側では傘の出番が続き、北陸より北は雪となるでしょう。
2日(木)以降は再び強い寒気が南下して、日本海側は雪となりそうです。Uターンラッシュの交通網にも影響が出る可能性があり、最新の情報に注意が必要です。
帰省・Uターンラッシュに雪が直撃!備えるポイントは?
・スタッドレスタイヤの装備・チェーンの準備
車での移動を予定されている方は、スタッドレスタイヤを装備してください。スタッドレスタイヤの寿命は保管状況にもよりますが、3年から5年と言われていますので、タイヤを履き替える前に「溝」を確認しましょう。
また、北陸や北日本日本海側など豪雪地帯へ移動する場合や、東京都心など雪に不慣れな地域で大雪になる場合は、「チェーン規制」が発生することもあります。チェーンを持ち運び、付け方を事前にチェックしてください。
・雪や寒さ対策グッズの用意
万が一の雪に備え、カーグッズから揃えましょう。スノーブラシがあると積雪を払い落とすことができ、解氷用のスプレーなどでフロントガラスを傷つけず、手軽に対応できます。また、牽引用のロープ、軍手、懐中電灯も積んでおくと安心です。
さらに、スノーブーツなどでは、アクセル・ブレーキが踏みにくいので、スニーカーを準備し、予期せぬ立ち往生に備え、スコップや毛布、使い捨てのカイロやトイレを備えておくと安心です。
・【新幹線や航空機で帰省】ダイヤ乱れや運休状況を確認
冬の荒天時は新幹線や航空機のダイヤが乱れるケースもあります。出発前は必ず最新の交通情報を確認し、早めに駅や空港に着くよう時間に余裕を持った安全な行動を心掛け、無理のない計画を立てましょう。移動日をずらすことは難しいかもしれませんが、移動の選択肢をいくつか持っておくと安心です。