今年2024年も残りわずかとなってきました。
2024年から2025年の年末年始のお休みは、12月28日(土)から1月5日(日)で最大9連休という方も多いのではないでしょうか?
お休みという方も、私達と同じようにお仕事という方もいるとは思いますが、気になる天気と気温を気象予報士が解説します!
【天気】冬型が続き日本海側は帰省のタイミングで大雪の可能性
年末年始の天気のポイントは「冬型の気圧配置」が続くことです。
特に27日(金)~28日(土)は冬型の気圧配置が強まり、日本海側を中心に荒れた天気になる可能性があります。強い寒気も流れ込むため、日本海側ではJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)による大雪が発生しやすいおそれもあります。例年、年末年始は、大雪によって国道や高速道路が通行止めとなることがあり、長距離を車で移動する予定の方は、最新の気象情報と交通情報の確認が必要です。
太平洋側は、北日本や東海、西日本で一時的に雪雲が流れ込む日もありますが、概ね冬晴れとなるでしょう。元日の1月1日(水)は太平洋側で広く初日の出を期待できますが、冬型の気圧配置が強まり、一部雪雲が流れ込む可能性があります。ただ、東京都心を含む関東は安定した晴天となりそうです。
【気温】年末年始は寒波襲来!万全の寒さ対策を
強い寒気が今週末には流れ込み、年末は一段と寒くなりそうです。年始にかけても度々強い寒気が本州付近まで南下しそうです。
東・西日本では、朝の気温は0度近くまで下がり、日中は10度前後で推移し、年末年始らしい寒さとなるでしょう。那覇も20度に届くかどうかで、本州と比べると気温は高めですが、冬の季節風が吹き付け、体温を奪っていきそうです。
帰省を予定されている方は、万全の防寒を意識し、使い捨てカイロなどの防寒アイテムを持っていきましょう!
ノーマルタイヤNG!長距離の移動前に確認したいポイントは?
日本海側・太平洋側も含めて、長距離の帰省を予定されている方は雪道の備えが必ず必要になります。長距離の移動を前に確認したいポイントを気象予報士が解説します。
・スタッドレスタイヤの寿命は?豪雪地帯はチェーンの準備も
スタッドレスタイヤの寿命は保管状況にもよりますが、3年から5年と言われています。
タイヤを履き替える前に「溝」を確認してください。新品のときは溝が深くなっていますが、タイヤがすり減り、3シーズンから5シーズン程で50%の溝の目安であるプラットホームが出てきてしまうことがあります。購入の検討の目安となりますので、長距離の運転前に必ず確認しましょう。
また、北陸や北日本日本海側など豪雪地帯に車でお出かけという場合や、東京都心など雪に不慣れな地域で大雪になる場合は、「チェーン規制」が発生することもあります。チェーンを持ち運び、付け方を事前にチェックしてください。
・車に積んでおきたい必需品とは?
万が一の雪に備え、まずは、カーグッズから揃えましょう。
スノーブラシがあると積雪を払い落とすことができ、解氷用のスプレーなどでフロントガラスを傷つけず、手軽に対応できます。また、牽引用のロープ、軍手、懐中電灯も積んでおくと安心です。
さらに、スノーブーツなどでは、アクセル・ブレーキが踏みにくいので、スニーカーを準備し、予期せぬ立ち往生に備え、スコップや毛布、使い捨てのカイロやトイレを備えておくと安心です。