今日は二十四節気の「大雪」 この時期が見頃の草花や旬の食べ物は?

今日12月7日(土)は、二十四節気の大雪(読み方:たいせつ)です。
今年もあと一か月を切りました。季節は冬となり、東・西日本の平野部でも早い地域では初雪の観測される頃です。
この時期に見頃を迎える草花や旬の食べ物を紹介していきます!

大雪に見頃を迎えている草花

地域によって多少差はありますが、この時期に見頃を迎える代表的な草花には、クリスマスローズ、プリムラ、ポインセチアなどがあります。クリスマス前の街には赤い花と緑の葉が彩られ、冬のイベントシーズンに突入します。

・クリスマスローズ

クリスマスローズ

キンポウゲ科クリスマスローズ属のヘレボルスのうち、クリスマスの時期に開花するヘレボルス・ニゲルだけが本来はクリスマスローズと呼ばれます。日本で多く流通するヘレボルス・オリエンタリス(レンテンローズ)は、この時期ではなく2月~4月頃に最盛期となります。
花言葉は、「追憶」「忘れないで」「私の不安をとりのぞいて」などです。

・プリムラ

プリムラ

プリムラはサクラソウ科サクラソウ属の多年草植物です。多くの品種があり、ヨーロッパやアジアなど北半球を中心に世界では約500種、日本では20種以上あります。語源のprimus は「最初の」という意味で「春を告げる花」ともいわれ、11月~4月頃にかけて見頃を迎えます。
花言葉は品種にもよりますが「青春のはじまりと悲しみ」「運命を開く」「神秘な心」「可憐」などがあります。

・ポインセチア

ポインセチア

ポインセチアはトウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木です。11月~12月頃になると赤い葉と緑のコントラストが映え、「クリスマスフラワー」とも呼ばれていて、日本では仲冬(大雪から小寒の前日まで)の季語となっています。
花言葉は、「祝福する」「幸運を祈る」「聖夜」「私の心は燃えている」など、クリスマスにぴったりです。

大雪に旬を迎えている食べ物

・ゆり根

百合根

ゆり根は百合(ヤマユリ・オニユリ・コオニユリなど)の球根で、茶碗蒸しによく入っていて、ホクホクとした食感が魅力です。11月~2月頃が旬で、地域によっては正月の食材にも使われます。
タンパク質のほかにビタミンやミネラルを多く含んでいて、特にカリウムの含有量が多くなっています。

・鱈(タラ)

鱈

一般に「タラ(鱈)」と呼んだ場合はマダラ(真鱈)のことで、冬に人気の白身魚です。秋から冬にかけて旬となり、マダラは12月~2月頃が漁の最盛期です。焼いたり鍋に入れたりと調理方法は多彩です。
低カロリー高タンパクな食材で、ビタミンやミネラルも多く含んでいます。

・カワハギ

カワハギ

カワハギはフグの仲間で、身は夏が旬ですが、肝が美味しくなるのは秋冬です。肝は「海のフォアグラ」ともいわれ、新鮮なものであれば生で食べることができ、刺身を肝醤油で食べるのがおすすめです。
糖質が少なく高タンパクで、ビタミンやカリウム、ナイアシンも含んでいます。

二十四節気や七十二候については、こちらのページでも解説しています。

<参考>
・文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)」