明日にかけて木枯らし一号発表の可能性!冷たい北風や寒気の影響で週内は気温が大幅に下がり立冬の暦通りの厳しい寒さ

明日にかけて冬型の気圧配置となり上空には寒気が流れ込む!

今日6日(水)このあとは、次第に西高東低の冬型の気圧配置となり、明日7日(木)をピークに上空には強い寒気が流れ込むでしょう。このため、日本海側では冷たい雨や雪が降りやすく、関東など太平洋側ではカラッと晴れそうです。

冬型と空っ風

西高東低の冬型の気圧配置となると、北よりの風が雨や雪を降らした後に山を越えて、太平洋側では冷たく乾燥した空気が吹き降ります。
明日7日(木)にかけて、北よりの風が強まれば、東京や近畿地方で木枯らし一号が発表されるかもしれません。また、明日7日(木)は、二十四節気の立冬で、暦の上では冬を迎えますが、暦通りの厳しい寒さとなりそうです。

木枯らし1号の発表基準とは?発表されないことも!

木枯らし一号は東京地方(東京23区と多摩地方)と近畿地方で発表されます。
東京地方の発表基準は、①10月半ばから11月末までの間に、②西高東低の冬型の気圧配置となり、東京の観測点で、③風向が西北西~北、④最大風速が8m/s以上であることで、すべての条件を満たす必要があります。
近畿地方の発表基準は、①霜降(10月23日頃)から冬至(12月22日頃)までの間に、②西高東低の冬型の気圧配置となり、大阪・神戸・京都・彦根・舞鶴・和歌山のいずれかの観測点で、③風向が北より、④最大風速が8m/s以上であることで、すべての条件を満たす必要があります。
木枯らし1号は期間内に条件を満たさなければ”発表なし”となります。過去に発表がなかったのは、東京地方で8回(1959年・1962年・1977年・1979年・2018年・2019年・2021年・2022年)に対し、近畿地方は1回(1992年)のみです。東京地方で発表されないことが多く、近年は顕著といえるかもしれません。
なお、今シーズンは、そらくら内の特設ページで木枯らし1号の最新情報をお届けしています!

木枯らし1号最新情報

今週は気温が大幅に下がり季節が前進!服装選びはどうする?

今日6日(水)は朝から気温の上がり方が鈍く、各地で肌寒くなっています。今週は全国的に気温がガクッと下がり、北海道は明日7日(木)をピークに日中も一桁の寒さとなり、関東から九州も10日(日)にかけて20度に届くかどうかでしょう。また、6日(水)の夜から7日(木)は全国的に北よりの風が吹きそうです。一般的に風速が1m/sで体感温度は1℃下がると言われていますので気温の数字よりも寒く感じられる可能性があります。
東京都心の気温を例にみていくと、最高気温は8日(金)をピークに週内はグッと下がり、来週は再び急激に上昇する予想となっています。12日(火)は気温が上振れすれば夏日となるかもしれません。また、最低気温は8日(金)から9日(土)をピークに一桁まで下がるでしょう。日ごとの気温の変化に加えて、一日の中の寒暖差も大きく、外出の時間帯にあわせて服装を調整する必要があります。最高気温にあわせたトップスの上に、朝晩は羽織る物を一枚用意しましょう。特に、北風の強まる6日(水)夜から7日(木)は、風を通しにくいアウターがあると安心です。