【気象予報士が解説】北海道平野部は6日夜から積雪に 東日本の山地も雪に

明日夜は今シーズン一番の寒気流れ込む 北海道日本海側は広く積雪の可能性!

3時間降雪量2024年11月5日11時発表

明日6日は冬型の気圧配置となり、北海道の上空には12月上旬並の強い寒気が流れ込むでしょう。
この影響で北海道では6日は、日本海側を中心に冷たい雨や雪が降り、8日(金)頃にかけて断続的に雪が降るでしょう。平野部でも積雪状態となる所がありそうです。
気象庁11時発表の、明日21時~24時の降雪量の予想によると、北海道の山地を中心に1~3cmの降雪が降りそうです。1cmの雪が降った場合の重さなどはこちらのコラムで解説していますので、参考になさって下さい。
雪をもたらす寒気の流れ込みのピークは、8日(金)明け方頃で、東北や北陸、関東北部の山地でも雪が降り積もる所がありそうです。
北海道の平野部では今年初めての積雪となり、吹雪いたり雪の強まる可能性もありますので、早めの雪への備えを行ないましょう。

雪道を運転する際の備え・注意ポイント

雪道

普段雪に慣れている地域の方でも、雪が降ってさらに風が吹くと視界が悪化したり、路面が凍結していれば滑りやすかったりと、車の運転には危険を伴います。事前の備えや運転する際の注意ポイントを確認しましょう。
本格的な大雪シーズンに備えて、雪道での運転や立ち往生への備えをこちらのコラムで紹介しています。

① 冬用タイヤやチェーンの装備
ノーマルタイヤは、雪が少しでも積もるとスリップするおそれがあります。必ず冬用のスタッドレスタイヤやチェーンを装備しましょう。スタッドレスタイヤはスリップサインが露出してしまうと道路交通法違反となります。履き替え前に確認して下さい。

② 急ブレーキや急発進はNG
雪道ではスリップしてしまったり、いつもよりブレーキの効きが悪くなったりする可能性があります。ゆっくりと発進し、急ブレーキや急な車線変更などはしないようにして下さい。

③ 車間距離を十分にとる
雪道ではブレーキが作動してから車が停止するまでの距離がいつもより長くなります。車間距離を十分にとり、ブレーキはいつもより慎重に踏むようにしましょう。

④ 坂道の運転は滑りやすいため要注意
雪の日は平坦な道も注意が必要ですが、坂道は特に滑りやすくなります。上り坂の場合は、平坦な道で助走をつけてから、途中で停止せずにアクセルを一定に保って登りましょう。下り坂の場合は、すぐに停止できる速度にしてエンジンブレーキを使って下さい。

⑤ ガソリンなどの燃料は満タンにする
雪が降ると、渋滞や事故などでいつもより時間がかかり、ガソリンなどの燃料の消費が増える可能性があります。燃料は満タンにしておくとよいでしょう。