今日は二十四節気の「霜降」 この時期が見頃の草花や旬の食べ物は?

今日10月23日(水)は、二十四節気の霜降(読み方:そうこう)です。
秋が深まり、イチョウやカエデの色づきが進む時期となりました。
この時期に見頃を迎える草花や旬の食べ物を紹介していきます!

霜降に見頃を迎えている草花

地域によって多少差はありますが、この時期に見頃を迎える代表的な草花には、シクラメン、イロハモミジ、ムラサキシキブなどがあります。朝晩は空気が冷えるようになり、視覚的にも体感的にも秋の深まりを感じられるようになります。

・シクラメン

シクラメン

シクラメンはサクラソウ科シクラメン属の多年草です。原種は良い匂いがしますが、栽培種のシクラメンは無香性か香りがほとんどしないものが一般的です。見頃は品種によっても異なりますが、一般的には10月~3月頃が開花時期です。
花言葉は色によっても異なりますが、「遠慮」「気後れ」「内気」などがあります。

・イロハモミジ

イロハモミジ

イロハモミジはムクロジ科カエデ属の落葉高木です。イロハカエデやモミジと呼ばれることもあり、気象庁の観測するカエデの紅葉日・落葉日は多くの地域でこの品種です。紅葉は北から南へ、標高の高い所から低い所へ向かって進み、10月~11月頃にかけてピークを迎えます。
花言葉は、「美しい変化」「調和」「大切な思い出」などがあります。

・ムラサキシキブ(紫式部)

ムラサキシキブ

ムラサキシキブはシソ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。ミムラサキとも呼ばれ、紫色の果実が特徴です。初夏から夏にかけて淡紫色の花が咲き、10月頃に果実が熟します。
花言葉は、「上品」「聡明」「愛され上手」などがあります。「聡明」や「上品」は源氏物語の作者である紫式部、「愛され上手」は源氏物語の主人公である光源氏が由来です。

霜降に旬を迎えている食べ物

・秋鮭

秋鮭

秋鮭は、産卵のために川を遡上する鮭です。 産卵のために栄養が使われるため、脂乗りは控えめで、川に遡上する前がおいしいといわれます。
タンパク質やビタミンに加えて、EPAやDHAも多く含まれ、赤い色素のアスタキサンチンには抗酸化作用があります。

・りんご

りんご

秋から冬にかけて旬を迎えるりんごは、10月頃に最も収穫量が多くなります。
ビタミンや食物繊維、カリウムを多く含み、腸内環境を整える効果や生活習慣病の予防が期待できます。

・小豆

小豆

小豆は、どら焼きやお団子などの和菓子に使われる“あんこ”の材料として知られています。10月~2月頃に旬となり、カロリーが高いため、 基礎代謝量の増える寒い時期にぴったりの食材といえます。
食物繊維やポリフェノール、ビタミンなどを多く含み、栄養価の高い食材です。

二十四節気や七十二候については、こちらのページでも解説しています。

<参考>
・文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)」