【梅雨明け情報】東北南部と北陸も平年より遅れて発表!暑さの見通しを気象予報士が解説!

東北南部と北陸の梅雨明けは平年より遅れて4年ぶりに8月にずれ込む

気象庁から先ほど東北南部と北陸地方の梅雨明けの発表がありました。
東北南部 平年より8日遅い 昨年より10日遅い
北陸地方 平年より9日遅い 昨年より11日遅い
平年比・昨年比ともに遅く、梅雨明けの確定値で梅雨明けが8月にずれ込むのは、東北南部・北陸地方ともに2020年以来4年ぶりとなっています(※ただし、特定できなかった年を除く)。
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日程度の移り変わりの期間があります。また、気象庁では秋に梅雨入りと梅雨明けが判断され、見直されることがあります。梅雨明けの定義についてはこちらの特設サイトでも解説しています。

(今年の梅雨を振り返る)山形県では大雨特別警報も発表!大雨の被害の爪痕残る


梅雨末期となる7月下旬は、東北地方や北陸地方に梅雨前線が停滞し、日本海側では記録的な大雨となりました。7月25日(木)には山形県に2度「大雨特別警報」が発表されました。
7月31日までの30日間の降水量は、山形県で500ミリを超え、山形県 差首鍋(さすなべ)では1,000ミリ以上となり、記録的な大雨に見舞われました。

この先も暑い!復旧作業は熱中症対策を万全に


この先、夏の高気圧に覆われるため、晴れる日が多いでしょう。
最低気温は25度前後、最高気温は33度ぐらいまで上がり、年間で最も気温の高いこの時期の平年の気温を上回る厳しい暑さが続きそうです。熱中症や夏バテなど、体調管理に十分ご注意ください。
なお、大雨の被害が大きかった山形県や、今日で震災後7か月となる能登半島では、災害の復旧に当たる方も多いかと思います。作業の基本は「無理しすぎない」ことで、暑さが予想されるため、必ず複数人で声を掛け合いながら作業を行ってください。