【大雨情報】東北は夜間に非常に激しい雨に!警報基準を大きく上回る雨に厳重警戒を

ここ3日間に降った雨の量は東北で400ミリ超え!観測史上1位の大雨に

梅雨前線の停滞が続き、東北では記録的な大雨になっています。

特に秋田県や山形県、宮城県の降水量は7月28日9時20分までの72時間で400ミリ以上となっている所があり、記録的を塗り替える大雨となっています。
この大雨によって地盤の緩んでいる場所や、秋田県由利本荘市を流れる子吉川では河川の氾濫が発生しました。今日28日(日)午前中は雨のやみ間もありましたが、このあとの雨の見通しを解説していきます。

大雨の見通しは?今夜は暗い時間帯に滝のような降り方になるおそれ

あさって30日(火)頃にかけて梅雨前線が南下するため、東北では警報級の大雨の続くおそれがあります。今日午後は局地的に1時間40ミリの激しい雨が、明日は1時間50ミリの非常に激しい雨の降るおそれがあります。
東北各県で予想される雨の量はいずれも多い所で以下の通りです。

すでに警報級の大雨となっている所がありますが、東北日本海側では、警報基準を大きく超えるような大雨が続くでしょう。氾濫の発生している川や増水している川があるため、河川の増水・氾濫、土砂災害、低い土地の浸水に警戒をしてください。

安全な場所で避難を「続ける」ことが大切!緊急時は垂直避難を

今夜にも再び雨脚が強まる予想のため、明るい昼間の内に、川から離れた少しでも高い場所に避難をしてください。避難する場所の選択肢としては、少しでも高い位置や川から離れた知り合いのお宅などでも構いません。また、ご自宅の様子が気になるという方も多いかと思いますが、雨がやんでいても、上流では雨が強まっている可能性や、上流で降った雨が時間差で下流に流れ込み、川の近くに行くことは大変危険です。安全な場所で避難を「続ける」ことが大切となりますので、無理な移動はしないでください。
垂直避難
また、夜間に川が増水・氾濫して、1階部分が浸水するなど身動きが取れなくなってしまった場合は「垂直避難」が有効です。離れて暮らすご家族にも就寝前に2階以上でお休みになるようお伝えください。

<そらくら関連サイト>
・最新の雨雲レーダー
https://sorakura.jp/radar/

・雨の降り方と体感について気象予報士が解説
https://sorakura.jp/20230518201/

・もしもに備える!内水氾濫について
https://sorakura.jp/moshimo-bousai/