近畿・中国地方もいよいよ梅雨明けで夏空広がる!残る九州北部・北陸・東北の梅雨明けはいつ?

近畿・中国地方で平年より2日遅い梅雨明け発表!

近畿・中国地方では、7月21日(日)午前中に梅雨明けの発表がありました。いずれも平年より2日遅く、昨年より5日遅い梅雨明けとなりました。
今年2024年は、平年より2週間ほど遅い梅雨入りとなりました。日本海側で大雨となりやすく、7月21日までの期間中、彦根や松江は500ミリを超える雨が降り、平年の2倍ぐらいの雨量となりました。一方で、梅雨明け前から体温並みや体温超えの危険な暑さとなる日もあるなど、メリハリのかなり大きな梅雨となりました。
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の移り変わりの期間があります。また、気象庁では秋に梅雨入りと梅雨明けが判断され、見直されることがあります。梅雨の期間については、こちらの特設サイトでも解説しています!

この先一週間は猛暑とゲリラ豪雨に警戒して!

この先は、晴れて夏空が広がりますが、気温の上がる午後は大気の状態が不安定となりやすいでしょう。山沿いを中心に局地的に雨雲が急発達し、平野部にも流れ込む可能性があります。ゲリラ豪雨などの局地的な現象は、天気予報のマークには反映されないことが多いため、傘マークがなくても、雷注意報の発表状況や降水確率を見るようにしてください。
近畿では日中の気温が35度を超える日がほとんどで、予想よりも気温が上がれば週前半は内陸部で40度に迫る危険な暑さとなる可能性があります。最低気温も28度ぐらいと一日を通して熱中症のリスクが高いでしょう。
中国地方でも日中の気温は34度ぐらいで、予想よりも気温が上がれば猛暑日となる可能性があります。最低気温は27度前後と朝晩も気温が下がらず、体力を奪われるでしょう。
梅雨明け直後は熱中症の搬送者数が多い時期ですので、のどが渇く前に水分をとり、屋外での運動は中止する、ピーク時の外出は控えるなど熱中症対策を万全にしてください。

九州北部や北陸も梅雨明けが近い?東北はこの先も前線が停滞し大雨のおそれ

今日21日(日)午前11時半現在、九州北部には活発な雨雲が掛かっています。明日22日(月)以降は梅雨前線が北上して晴天となり、九州北部の梅雨明けはまもなくでしょう。ただ、昨日20日(土)に発生した台風3号の影響で、週後半は雨が降る可能性がありますので、最新の情報に注意が必要です。
北陸では、明日22日(月)は雨の残る所がありますが、西から晴れ間が戻るでしょう。23日(火)以降は新潟県で雲が目立つものの、北陸三県は日差しが届き、早ければ梅雨明けの発表があるかもしれません。
東北はこの先も梅雨前線が停滞し、日本海側を中心に度々大雨となるでしょう。平年の梅雨明けは、東北南部で7月24日頃、東北北部は7月28日頃となっていて、東北南部は平年より少し遅い梅雨明けとなりそうです。