平年より1週間以上も遅れて東北も梅雨入り
今日6月23日(日)午前中に東北南部と東北北部で梅雨入りの発表がありました。
▼東北南部
平年より11日遅い 昨年より14日遅い
▼東北北部
平年より8日遅い 昨年より14日遅い
今年の梅雨入りは平年より1週間以上遅くなりました。
これで発表のない北海道を除いたすべての地域で、梅雨入りの発表が出そろいました。
※梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の移り変わりの期間があります。また、気象庁では秋に梅雨入りと梅雨明けが判断され、見直されることがあります。
今日午後は前線上の低気圧が通過!広い範囲で警報級の大雨
土日は各地、続々と梅雨入りの発表がありましたが、雨の季節に入って早々、広い範囲で大雨に厳重な警戒が必要です。
予想される雨の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。(6月26日5時時点)
午前10時までの24時間に岐阜県の山沿いや山陰などでは降水量が100ミリを超えている所があり、引き続き土砂災害に厳重な警戒をしてください。また、太平洋側では午前中に雨のやみ間となった地域もありますが、午後は再び大雨となる可能性もあります。続く大雨に警戒し、外出の際はそらくらの雨雲レーダーで目的地の様子も確認しましょう。
今年の梅雨は「短期集中型」?気象予報士が解説
例年であれば、7月中旬には九州から関東甲信で、7月下旬には東北も、梅雨明けをする見込みで、平年並みの梅雨明けと仮定すると、およそ1か月の雨のシーズンを迎えます。
今年の梅雨は「短期集中型」と予想され、短い期間でも大雨となる可能性があります。特に、台風や熱帯低気圧が南の海上にある場合は、熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込み、梅雨前線の活動を活発化させます。太平洋側はもちろん日本海側も含め、大雨への備えは急ぎましょう。そらくらでは、「もしもの防災」で大雨に関する気象用語の解説や内水氾濫の対策を解説しています。