北陸と中国地方で梅雨入り!
6月22日(土)11時時点で、北陸地方と中国地方で梅雨入りの発表がありました。
中国地方で平年より16日、昨年より24日遅く、北陸地方は平年より11日遅く、昨年より13日遅い梅雨入りとなりました。残すは東北北部・東北南部の発表を残すのみです。梅雨入りに関する詳しい情報はこちらから確認してみてください。
※梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の移り変わりの期間があります。また、気象庁では秋に梅雨入りと梅雨明けが判断され、見直されることがあります。
23日は西・東日本の広い範囲で警報級の大雨のおそれ
明日23日は前線を伴った低気圧が日本海を東に進みそうです。梅雨入りとなった中国地方や北陸に低気圧が接近し、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。
九州から関東や北陸などの広い範囲で活発な雨雲が掛かり、雷を伴った激しい雨が降るでしょう。九州では滝のような降り方も予想されています。明日は広い範囲で大雨となりそうです。
今朝の時点で予想される雨の降る量は、いずれも多い所で以下の通りとなっています。
6月22日6時~23日6時まで | 23日6時~24日6時まで | 24日6時~25日6時まで | |
東北地方 | – | 100ミリ | – |
北陸地方 | – | 150ミリ | – |
関東甲信地方 | – | 150ミリ | – |
東海地方 | – | 200ミリ | – |
近畿地方 | 100ミリ | 150ミリ | 80ミリ |
中国地方 | 120ミリ | 150ミリ | – |
四国地方 | 100ミリ | 120ミリ | 80ミリ |
九州北部地方 | 200ミリ | 200ミリ | 150ミリ |
九州南部地方 | 150ミリ | 200ミリ | 150ミリ |
前線が活発化して長時間停滞する場合には警報級の大雨のおそれがあります。大雨災害には警戒が必要です。梅雨入り早々の北陸では、令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。土砂災害に対する備えは万全にしてください。
大雨対策万全に!ハザードマップでリスクを把握して
ハザードマップでお住まいの地域の浸水のリスクを知りましょう。内水氾濫のハザードマップがない地域は、洪水のハザードマップや過去の浸水被害を確認してみてください。
自宅や会社、学校などの周辺はもちろん、避難場所や避難経路もあわせて調べるようにしましょう。事前確認としてハザードマップを把握しておくことが大切です。
また、大雨災害の危険が迫ってくる場合には気象庁のキキクルを利用するとよいでしょう。キキクルでは土砂、浸水、洪水の3つ視点と土砂災害警戒区域や洪水浸水区域を確認することができます。