【満月特集】3月の満月“ワームムーン”と水星観測をしよう!今日の天気はどうなる?

ワームムーンの由来や意味とは

「ワームムーン(Worm Moon)」とは、アメリカの先住民族ネイティブアメリカンによる3月の満月の呼び名です。 この時期は、暖かくなってミミズや芋虫が地面から這い出してきて、土に這ったあとをつける頃であることが由来です。日本でも3月上旬には二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」があり、冬眠をしていた虫などが地上に出てくる頃を表しています。

満月を観察できる時間や方角は?

2024年のスノームーンは、3月25日(月)の午後4時00分にちょうど満月となるため、各地の月の出の時間より早くなります。月の出てくる直後には東の空に見ることができ、日付の変わる前後に天の頂上を通って、午前6時前後に西の空に沈んでいきます。

今日は水星の観測チャンス!最大離角って何?

水星は太陽系で最も太陽の近くを回り、また水星そのものがほかの惑星と比べて小さいため、見つけにくい惑星です。水星が見つけやすくなるのは、太陽から最も大きく離れている “最大離角”の前後に限られ、東方最大離角の時は夕方の西の低空で、西方最大離角の時は明け方の東の低空で、それぞれ見るチャンスがあります。
最大離角は1年におよそ6回あり、2024年の東方最大離角は3月25日、7月22日、11月16日の3回。西方最大離角 は1月13日、5月10日、9月5日、12月25日の4回です。その中でも、3月の春分の頃の夕方に見える東方最大離角と、9月の秋分の頃の明け方に見える西方最大離角は、地平線からの高度が高くなるため、水星がより見えやすくなります。なお、太陽を直接見ることは危険ですので、太陽が沈んでから観測をはじめ、双眼鏡を使って観察しましょう。

今夜の各地の天気はどうなる?

本州南岸に前線が停滞するため、西・東日本は雲が多く、西から雨の範囲が広がるでしょう。
月の出直後は雲の切れ間から満月をみるチャンスがありますが、遅い時間ほど九州から東海・北陸は観測が厳しくなり、関東も日付が変わる頃から雨がぱらつき、月の入りの頃には雨雲がしっかりと掛かりそうです。
観測条件がよいのは北海道で、天体観測を長い時間楽しめるでしょう。東北も多少雲が広がりますが、比較的よい条件となっています。ただ、冷え込みが厳しく、北海道や東北内陸部では氷点下となる所がありますので、厚手のコートに加えて、手袋やマフラーなども用意し、寒さ対策を万全にしましょう。
沖縄も多少雲が広がる程度で、晴れそうです。気温もそれほど下がりませんので、のんびり満月や水星を眺められるでしょう。

毎月の満月の名前とは?

アメリカの先住民族ネイティブアメリカンは、農耕や狩猟の目安とするため、12か月それぞれの月の満月に名前を付けたとされます。
ワームムーン以外の満月については、こちらのページで紹介しています。

 

<参考・引用>
・国立天文台 「各地のこよみ」
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/

・ほしぞら情報2024
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/