明日の荒天のあとは寒気流入 週末は西日本の平地は初雪が積雪に?雪対策のポイント解説

明日は全国的に大雨・暴風に警戒

明日17日(金)にかけては、本州を挟むように前線を伴った低気圧が発達しながら通過するでしょう。
西日本ではすでに雨が降り始めていて、遅い時間ほど本降りとなりそうです。今夜には、東海や関東、東北の太平洋側にも雨の範囲が広がるでしょう。寒冷前線の通過前後は雨脚が強まり、南のち北よりの風が強まって、横殴りの雨となりそうです。

大雨の後は一時的に冬型の気圧配置となり西から寒気が流れ込む!

18日(土)以降は、一時的に冬型の気圧配置となり、18日(土)は西回りで寒気が流れ込むでしょう。このため、17日(金)夜からは、近畿地方や中国地方などの上空にもこの時期としては強い寒気が流入して、山沿いを中心に雪が降り、広島など平地の市街地でも積雪となる可能性があります。今シーズンの初雪を観測する可能性があり、初雪が積雪となって交通機関に影響を及ぼすおそれもあります。
雪に慣れていない地域にお住まいの方は、いま一度、雪への対策を見直しましょう。

雪対策の3つのポイント

1. スタッドレスタイヤの溝をチェック

車のタイヤが夏タイヤ(ノーマルタイヤ)の場合、雪が少しでも積もるとスリップするおそれがあります。そのため冬タイヤ(スタッドレスタイヤなど)に交換しましょう。土日で峠を越えてお出かけを予定している方は必須になります。
スタッドレスタイヤはスリップサインが露出してしまうと道路交通法違反となります。履き替え前にいま一度確認をしましょう。

2. 水や食料の備えをチェック

夏にチェックしたまま非常袋をそのままにしていませんか?
夏とは異なり、使い捨てカイロや毛布など防寒グッズも入れておきましょう。
急な積雪によって物流が滞る可能性もありますので、賞味期限の比較的長いレトルトカレーやパスタ、カップラーメンなどを普段より少し多めに買っておくこともおすすめです。
また、水道管が凍結したり破裂したりすると、水が使えない可能性もあります。直前の対策としては、バケツやお鍋にくみ置きしておくと良いでしょう。

3. 大雪のサインをチェック

雪の予報は、雨雲・雪雲の掛かり方や上空の寒気次第で、予報が大きく変わる可能性があります。最新の予報は、そらくらで確認しましょう。
急な外出で積雪した地面を歩く際は、手には荷物を持たず、リュックサックを利用するようにしてください。また、歩幅は小さくちょこちょこ歩く「ペンギン歩き」を意識しましょう。