西~北日本は大雨災害に注意・警戒して
本州を挟むように前線を伴う低気圧が通過し、通過後は冬型となって西から寒気が流れ込むでしょう。このため、全国的に雨となり、低気圧や前線付近は雷を伴って非常に激しく降るおそれがあります。
予想される雨の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。
◆17日(金)18時までの24時間
北海道、関東甲信地方、東海地方、四国地方 120ミリ
また、予想される最大風速(最大瞬間風速)は以下の通りとなっています。
◆17日(金)
北海道 23(35)メートル
東北地方、関東甲信地方、九州北部地方 20(30)メートル
◆18日(土)
北海道 20~24(30~40)メートル
東北地方、伊豆諸島、九州北部地方 20~24(25~35)メートル
西日本から北日本では、18日(土)にかけては暴風や高波に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要です。
また、明日17日(金)夜から18日(土)は冬型の気圧配置となり、西・東日本の山沿いを中心に平地でも積雪の可能性があります。雪対策のポイントは、こちらのコラムで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
さらに、西日本から南西諸島では、雨のあとは広い範囲で黄砂の飛来する可能性があります。屋外にある車などは、黄砂が付着しやすいため、事前にカバーをかけたり、付着した場合は早めに洗車をしたりするなど、対策をしてください。
雨のあとは北風ヒンヤリ
朝の最低気温は、北海道が6度ほど、東北や関東北部で10度前後、北陸や関東以西は12度ぐらいで、全国的に16日(木)より高く、極端な冷え込みはないでしょう。
日中の最高気温は、北海道が11度ほど、東北~九州は16度ぐらいと、東・西日本中心に16日(木)より下がりそうです。雨のあとは北よりの風に変わり、一層ヒンヤリと感じられますので、風を通しにくい厚手の上着があるとよいでしょう。
ピーク時は全国的に傘+レインシューズがおすすめ
全国的にしっかりした傘が必要で、西日本では朝にかけて、東日本は昼頃まで、北日本は夜に、雨脚が強まるため、足元はレインシューズがおすすめです。西・東日本の日本海側や、北日本は、夜にかけて雨や雪が続きますが、関東は回復しますので、傘の置き忘れにご注意ください。