【ライジングサン直前】週末の北海道・石狩の天気や持ち物を最終確認!台風は大丈夫?

夏フェスシーズンを脅かす台風の動向は、今週末に北海道で行われる日本4大野外フェスの1つ「ライジングサンロックフェスティバル」にも影響を及ぼすかもしれません。天気を左右するのは北海道付近に停滞する前線と台風の勢力・コースです。無事に日の出を迎えられるのか、石狩の気候の特徴を知り、今週末の天気や持ち物を最終確認しましょう!

ライジングサンロックフェスティバルとは

ライジングサンロックフェスティバル(以下、ライジング)は、1999年から北海道の石狩湾新港で行われている、日本を代表する野外フェスティバルで、今年2023年で23回目を迎えます。(※2020年・2021年はコロナの影響で開催中止)
2001年以降は、金曜日・土曜日の2日開催となり、1日目の金曜日は深夜までですが、2日目の土曜日はライジングサンの名前の通りオールナイトで音楽が鳴り響き、日曜日の日の出を迎えるまでイベントが行われます。キャンプをしながら北海道の雄大な自然と音楽に包まれて夜を明かす、他ではなかなか経験できない唯一無二のフェスです。

8月の石狩は雨量が多い?過去にはライジングが中止になったことも!

北海道・石狩のアメダスで月別の降水量(1991~2020年の平年値)を見ると、1年で最も雨量の多いのが8月です。北海道に馴染みのない方はイメージが湧きづらいかもしれませんが、8~9月頃は前線の影響を受けやすく、その状況で南から台風や熱帯低気圧が近づいてくると、①暖かく湿った空気が流れ込むことで前線の活動が活発となり、まずは前線による大雨がもたらされ、②さらにその後に台風が近づくと台風本体の雨雲によって長期間に渡って大雨となってしまうこともあります。北海道は普段から雨の多い地域ではありませんので、まとまった雨が予想される場合は大雨災害に注意が必要です。

2019年は台風10号の接近により、1日目の8月16日(金)が中止となってしまいました。台風10号は8月15日(木)15時頃に広島県呉市付近に上陸し、中国地方を縦断して甚大な被害をもたらしました。その後は日本海を北上し、8月16日(金)の21時頃に北海道の西の海上で温帯低気圧に変わりました。北海道・石狩のアメダスでは16日(金)に最大瞬間風速14.3m/s、日降水量14.5mmを観測しています。前線が南下していたため、北海道は大雨にこそなりませんでしたが、お盆時期の交通網に影響が出ました。
この年のライジングはナンバーガールの再結成を楽しみに待っていた方も多くいたかと思いますが、残念ながら出演日の1日目が中止となり、ナンバーガールはコロナ禍も経た2022年のライジングで待望のステージに立っています。

2023年のライジングの天気はどうなる?日の出は見られる?

北海道付近は、この先も前線が停滞しやすいでしょう。7日(月)時点では、ライジング期間中は天気がもつ予想となっていますが、湿った空気の流れ込みが強まれば前線の活動が活発になる可能性もあります。
また、南海上の熱帯低気圧は、コースや発達の程度などは各国の予想でバラつきがありますが、今後台風に発達する予想となっています。ライジング期間中の北海道に直接の影響がなくても、東・西日本から参戦される方は交通機関に影響の出る可能性があるため、必ず最新の気象情報や交通情報を確認してください。家に帰るまでがフェスですので、安全を確保しましょう。

それでは2023年のライジングの会場周辺の天気を見ていきます!
石狩湾新港周辺は、山の日の8月11日(金)は、晴れ間が出るでしょう。午後は雨の降る可能性があります。日中は31℃ぐらいまで気温が上がり、厳しい暑さとなるでしょう。
12日(土)は、朝晩は雲が広がりますが、日中は晴れそうです。最高気温は30℃前後と、前日に続き暑さが厳しく、熱中症の対策をしてください。
日付が変わった13日(日)は、次第に雲が増え、まとまった雨となる可能性があります。雨の降り出すタイミングは、熱帯低気圧や台風のコース次第で変わりますので、最新の情報を確認してください。
なお、今年2023年8月13日(日)の石狩湾新港の会場周辺の日の出の時間は午前4時37分頃で、クロージングアクトは「マカロニえんぴつ」です。日の出の時間は、雲が目立ちますが、朝日は雲の隙間から見るチャンスがあるでしょう。想像するだけで多幸感がありますね!

服装・持ち物リスト

<服装>
基本はTシャツ+短パン+レギンスがおすすめです。雨が降ると会場は沼地と化すため、念のため対策グッズは用意しましょう。

・靴(トレッキングシューズなど動きやすいもの)
・長靴(悩んだ時は、日本野鳥の会・HUNTER・AIGLEが定番)
・レインウェア(耐水圧や透湿度に優れたもの)
・アウター(朝晩は気温が下がる)
・帽子(ハットだと首の裏も守りやすい)
・サングラス(紫外線対策にあると◎)
・バック(リュックだと両手が空く)

<持ち物>
日帰り参加などキャンプはしない方向けの最低限のリストとなりますので、キャンプ泊の方は別途ご用意ください!

・電子チケット
・現金+電子マネー(使える決済サービスはこちら
・保険証
・モバイルバッテリー
・日焼け止め
・汗拭きシート
・熱中症対策グッズ(塩飴など)
・ウェットティッシュ
・タオル
・ペットボトルの飲み物
・レジャーシート(レジャーサイトでは使える)

 

<参考>
・ライジングサンフェスティバル公式サイト
https://rsr.wess.co.jp/2023/

・気象庁 過去の気象データ検索
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

・国立天文台 こよみの計算
https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/koyomix.cgi