全国的に梅雨末期のような大雨に警戒を
梅雨前線は本州付近に北上するでしょう。前線に向かって南からは、梅雨の末期に流れ込むような暖かく湿った空気が入り、雨雲が活発化するでしょう。週明けにかけては全国的に大雨が予想されていますので、最新の情報で確認し、早めの備えを行なってください。
週明けにかけ大雨が予想される地域と期間は?
・西日本で3日(月)頃にかけて
・北・東日本の日本海側は1日(土)まで
各地域の天気の傾向を解説していきます。
【北日本と北陸、関東】
29日(木)は関東を中心に晴れ間が出ますが、急な雷雨となる可能性がありますので、天気の急変にご注意ください。北日本と北陸は2日(日)頃まで雨が続くでしょう。北日本日本海側と北陸では1日(土)頃にかけて大雨に警戒をしてください。
朝の最低気温は、北海道で18度ぐらい、東北と北陸、関東は22度前後となりそうです。夜も寝苦しく感じられる方もいるかもしれませんので、ヒンヤリ寝具で快眠環境を作りましょう。最高気温は北日本と北陸で28度ぐらい、関東は30度前後まで上がりそうです。厳しい蒸し暑さが続きますから、熱中症対策は万全に行なってください。
【東海と西日本、沖縄】
29日(木)は西日本で晴れ間が出ますが、週明け3(月)頃にかけては、東海も含め雨が降り続くでしょう。2日(日)頃までは西日本で大雨となるおそれがあります。最新の情報はそらくらをご確認ください。
梅雨明けした沖縄・奄美は夏空が広がるでしょう。
最低気温は25度前後で、熱帯夜となる日もありそうです。最高気温は30度前後と、厳しい暑さが続き、本格的な夏が到来した沖縄・奄美で32度ぐらいと、真夏並みの暑さが続くでしょう。
非常用持ち出し袋やハザードマップの事前の確認を
本州付近の梅雨期間も例年だと折り返しにあたり、この先7月前半にかけては梅雨前線の活動が活発となり、全国的に大雨となる可能性が高まります。事前にできる備えをいま一度、確認しておきましょう。
①雨どいや側溝、バルコニーの掃除を!
6月初旬に大雨に見舞われた太平洋側の地域を中心に、雨どいや側溝の確認をしましょう。バルコニーやベランダなども落ち葉や汚れによって、詰まってしまうと排水ができず、屋根の雨漏りなどにつながるケースが考えられます。雨のやみ間を使って、点検してみてください。
②非常用持ち出し袋を確認
非常用持ち出し袋の中身を確認してみましょう。
乾パンなどの非常食や飲料水などは知らず知らずのうちに賞味期限が切れていることがあります。また、乾電池やスマートフォン用の充電池を用意しておくなどの対策も停電時に有効です。
非常用持ち出し袋を用意されていない方は、普段食べている賞味期限の比較的長い食品をいつもより多めに買う「ローリングストック」もおすすめです。災害時は緊張から食べ物が喉を通らないケースも考えられます。家族の人数×最低3日分を目安に買い出しを検討しましょう。
③ハザードマップを確認
お住いの地域だけではなく、職場や学校付近のハザードマップも確認しましょう。また、通勤経路や通学路に、線路などの下を通過する道路「アンダーパス」や、水たまりのできやすい場所はないでしょうか?広い視野を持ち、いざという時にどのような連絡手段を取るのか、遠くにお住いの家族や大切な方も含めて確認しましょう。
大雨の事前の備えを早めに行ない、直前の雨雲の様子は「そらくら」でご確認ください!
<画像引用>
農林水産省 簡単!「ローリングストック」
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook/pdf/stockguide-3.pdf