週間天気 台風2号は沖縄で停滞し長引く影響に警戒!本州は大雨のおそれ

ポイントは台風の動向!東・西日本は梅雨入りの可能性

この先、台風2号の動向がポイントになるでしょう。
5月28日(日)9時現在、大型で非常に強い勢力の台風2号は、フィリピンの東の海上を西へ進んでいて、31日(水)には沖縄の南の海上に強い勢力で達しそうです。沖縄付近は上空の台風を流す風が弱いため、台風2号は次の週末にかけて沖縄近海で停滞するでしょう。その後の進路は定まっていないものの、上空の強い西風である偏西風によって本州に接近する可能性があるため、今後の情報にご注意ください。
また、台風から離れた本州付近は前線が停滞し、例年より早く5月中に梅雨入りのタイミングとなる可能性があります。東・西日本では雨の降る量が多くなるおそれがありますので、対策は早めに行ってください。梅雨入りのメカニズムはこちらのコラムで紹介しています。

【梅雨入り】2023年はいつ?気象予報士が梅雨のメカニズムも解説!

北陸では警報級の大雨に!いまからできる対策を

30日(火)から6月スタートの1日(木)は北日本で晴れ間が出るでしょう。次の週末は雨の降る所が多くなりそうです。また、北陸や関東甲信は、くもりや雨の日が多く、平年より早く梅雨に入る可能性があります。特に北陸では30日(火)頃にかけて活発な雨雲が次々と流れ込み警報級の大雨となるおそれがあります。側溝や雨どい、ベランダを掃除したり、避難経路を確認したり、いまからできる対策をしてください。
最高気温は、北海道で20度前後ですが、今週後半は内陸部で夏日になる所があるでしょう。東北や北陸、関東甲信では昼間は23度前後と、雨でひんやりとする日がありそうです。雨の降る時間が長いと予想より気温の上がらない可能性がありますから、そらくらで最新の予報を確認しましょう。

沖縄は台風の影響長期化!災害に警戒

東海や西日本は、週明け以降、くもりや雨の日が続くでしょう。今週前半に平年より早く梅雨入りの発表があるかもしれません。また、西日本日本海側を中心にまとまった雨となる可能性があります。さらに、太平洋側では雨が続き、降水量がこの時期としては多くなるおそれがあります。最新の情報に注意し、梅雨入り早々、大雨となるため、おうちの備蓄品を確認するなど、事前の準備を行ってください。
沖縄地方では、台風2号が強い勢力を保ったまま、しばらく停滞するでしょう。海上ではすでに影響が出てきていますが、うねりを伴った高い波に警戒するとともに、強い風に注意・警戒が必要です。
最高気温は、東海から西で25度前後の日が多く、ジメジメ・ムシムシとした梅雨の体感になるでしょう。ただ、前線の北側に入る31日(水)頃は日中でも20度ぐらいにとどまる可能性があります。服装選びにお気を付けください。