1月14日,15日は大学入学共通テスト 雪や寒さ対策を万全に!

こんどの土日の1月14,15日は大学入学共通テストです。これまで一生懸命努力した結果を存分に出し切るために、今回の記事では、雪による交通対策や寒さ対策について紹介していきます。

(予報)1月14,15日の天気

14日から15日にかけては、低気圧が通過するため、雲が広がり、広く雨が降りそうです。15日を中心に北海道や東北北部は雪となる所があるでしょう。予想よりも寒気が強まった場合は、さらに雪の範囲が広がる可能性がありますので、最新の情報を確認するようにしてください。
「そらくら」では1月11日(水)には直前の週間予報を、毎日19時頃に翌日の予報を発表します。天気や気温など参考にしてみてください。週間や翌日の天気予報はこちら!

意外と多い雪による交通障害!

昨年の2022年は試験1日目の1月15日にかけて日本海側を中心に雪が降り、交通機関に影響が出ました。これにより北海道や福島県の一部の大学では、試験時間を繰り下げることとなりました。
このように大学入学共通テストは冬本番となる時期に実施され、雪の降ることが多くなります。下の表は過去5年間(2017~2021年度)の札幌の日降雪量をグラフ化したものです。ちょうど大学入学共通テストのある1月中旬に降雪量がピークとなり、より大雪になりやすいことがわかります。

雪の情報を確認し、当日は交通機関の遅れなどを想定して早めに会場に向かいましょう。

共通テスト当日の雪対策をご紹介

①まずは前乗りの検討を

試験会場からお住まいの地域が離れている場合は、交通機関が限られる上に、遅れの影響をダイレクトに受けてしまいます。大事な試験の当日、朝の心の余裕を持つためにも前乗りを検討しても良いでしょう。

②前日に必ず雪情報を確認

お住まいの地域が試験当日朝にかけて雪が降るのか必ず確認しましょう。北日本や東・西日本の日本海側では雪には慣れていても、急なドカ雪は除雪作業が間に合わず、渋滞や交通マヒを起こすことがあります。自家用車での送迎が可能なのか。それとも公共交通機関で行くのか。家族でしっかりと決めておきましょう。一方、東・西日本の太平洋側では、普段雪が少ないため、ほんの数cmの積雪でも公共交通機関がマヒし、電車の遅れや運休につながることがあります。当日バタバタしないためにも、時間に十分に余裕をもって出かけるようにしてください。

③当日雪が積もったら、慌てないでしっかり踏みしめて歩こう

もし、当日雪が降ってしまったら、足元には十分に気を付けて歩きましょう。足を滑らせてしまうのは縁起の上でも避けたいですね。普段のようにかかとから足をつくと靴のグリップが、かかと分の面積しか働かないため、滑りやすくなってしまいます。足全体で踏み込むように意識すると安定します。

試験会場でおすすめの(普段も使える!)寒さ対策

当日無事に会場に到着しても、「思ったより寒くて試験に集中できない!」ということがないように、寒さ対策をご紹介します。この寒さ対策は普段の生活の中でも意識できるものなので、ぜひ利用してみてください。

Point1 衣服の工夫で暖かく

重ね着で空気の層を作りましょう。
重ね着をすると衣服の間に空気の層ができます。空気の層は熱を伝えにくく体温で暖められた空気の熱を衣服の外に逃がさず暖かさを保ってくれます。つまり衣服を重ねることで暖かい空気をまとうことになるのです。また、電車や室内で暖まりすぎると汗をかいてしまい、冷えると熱が奪われるので、移動中はなるべく汗をかかないように、脱ぎ着しやすい服装で調節を行いましょう。

Point2 首周りを温める

人体の代謝によって暖められた空気は、身体に沿って上昇します。首周りからこの暖かい空気を逃がさない着方の工夫も有効です。また、首には大きな血管があり、冷えると体温調節反応によって手足の血管も収縮して冷えてしまうため、全身への影響が大きい部位でもあります。首周りの開口部から暖かい空気を逃がさないようにタートルネックの服を着たり、ストールやマフラーを巻いたりなどの工夫が効果的です。

Point3 カイロの張り方

1枚なら熱が逃げにくい腰に貼りましょう。2枚なら左右の肩甲骨の間に貼ると、肩こりの解消にもなります。ただし、低温やけどを避けるため、衣服の上に貼るようにしてください。

Point4 朝食で熱を産生する

ご飯などに含まれる炭水化物は、糖質へと変わり脳が働くための栄養源になります。午前中から頭を動かすためにも朝食は必ず食べてください。また、糖質だけでなく、タンパク質をとることで熱を産生しやすくなる効果も期待できます。食べる習慣がない人は、白湯や温かい牛乳、豆乳などでも大丈夫です。

試験当日は何のアクシデントもないのが理想的ですが、何かがあっても事前に備えておけば慌てずに対処することができます。余裕を持って準備をしたうえで、しっかり睡眠をとり、体調を整えて、100%の力を出し切りましょう!

<参考>
女子栄養大学出版部「栄養と料理2018.2月号」2018年1月
気象庁 過去の気象データ検索:https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php