今日は秋のお彼岸 おはぎは美容にもいいって知ってた? 

2022年の9月20日(火)は秋の彼岸の入りです。
秋のお彼岸は、秋分の日と前後3日間を合わせた7日間のことを指します。初日を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」、ちょうど間の秋分の日を「彼岸の中日」と呼びます。
2022年の秋の彼岸入りは9月20日、彼岸の中日は9月23日、彼岸明けは9月26日です。空気が涼しく感じられる今日この頃。お墓参りをしてみませんか。

秋の彼岸といえばおはぎ!

秋の彼岸のお供え物といえば、おはぎですが、最近は様々な種類のおはぎが出てきて通年を通して親しまれるお菓子です。おはぎのあんこに使われる小豆は、食物繊維やタンパク質、ビタミンB群、ミネラル、サポニンやポリフェノールなど様々な栄養素をバランスよく含んでいます。便秘解消や冷え性改善、貧血予防、アンチエイジングに効果があるといわれています。

季節によって名前が変わるおはぎ

おはぎに似た食べ物として、ぼたもちがあり、おはぎと材料は同じですが、食べられる季節が異なります。おはぎは秋のお彼岸のお供え物で、表面のつぶあんが萩の花に似ていることから「御萩(おはぎ)」と呼ぶようになったといわれています。一方、ぼたもちは、春のお彼岸の頃に咲く花である牡丹から「牡丹餅(ぼたんもち)」と呼ばれ、春の彼岸に食べるようになりました。ちなみに、おはぎやぼたもちは、夏と冬の呼び方もあり、夏は「夜船」、冬は「北窓」と名づけられました。おはぎやぼたもちは、一般的なおもちと違って、もち米を杵でつかずに作ることから、「つかない=夜にいつ船が着いたか分からない」から「夜船」といわれるようになり、「北側の窓からは月が見えない」ことから「北窓」と呼ぶことになったようです。

おはぎの作り方

電子レンジで作れるおはぎを紹介します。もち米の代わりに道明寺粉を使うことで、水に浸しておく時間や加熱時間を短縮できます。

◆材料(こしあん5個 白ごま5個分)

道明寺粉100g
熱湯150㏄
砂糖 大さじ1
塩 少々
こしあん 275g
すりごま(白)20~30 g
(道具) ラップ

  1. こしあんを1個30g、25gでそれぞれ5個ずつまるめる。
    耐熱容器に道明寺粉を入れ、砂糖、塩も入れて熱湯を加えて混ぜる。
    ラップをして10分置き、水分を含ませる。
  2. 1の耐熱容器にラップをふわっとかけ、電子レンジで2分加熱して15分蒸らす。
  3. 2を木杓文字でよく混ぜ、少しねばりを出し、手水をしながら10等分してまるめる。
  4. ラップに30gのあんをひろげて、3の道明寺をのせ包む。
  5. ラップに3の道明寺を大きめに平たくひろげて、25gのあんをのせて包み、すりごまをまぶす。

<「電子レンジで作る12か月の和菓子」松井ミチル著 PHP研究所より引用>

名前からも季節を感じられるおはぎ。体にもうれしいおはぎを手作りしてみては。

 

<引用・参考>
・「電子レンジで作る12か月の和菓子」松井ミチル著 PHP研究所
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html
・交易財団法人日本豆類協会
https://www.mame.or.jp/eiyou/kinou.html