【気象予報士が解説】記録的猛暑の出口はどこ? 明後日4日は太平洋側で雨の可能性 水不足解消になる?

今日2日(火)も東・西日本は日差しが照り付けて、9月とは思えない記録的な暑さとなった所がありました。
15時00分現在、埼玉県の鳩山(はとやま)では39.8度を観測し、鳩山の9月の記録的な暑さとなり、全国でみても9月の歴代3位の暑さとなりました。
明後日4日(木)頃は太平洋側に前線が停滞して、記録的な暑さは一旦落ち着きそうです。
今後の暑さの傾向と、明後日4日(木)頃の雨について気象予報士が解説します。

9月と思えない暑さ一次的に和らぐも、西日本を中心に猛烈な残暑継続

0902週間最高気温(1)

東北太平洋側や関東では明日3日(水)にかけて猛烈な暑さが続きそうです。
4日(木)から5日(金)は30度を少し超える程度と、猛暑が落ち着くでしょう。
一方、東海から九州は明後日4日(木)にかけて35度前後の厳しい暑さが続きそうです。
5日(金)は少し気温が下がってしのぎやすくなるでしょう。
ただ、6日(土)以降は再び35度を超える厳しい暑さとなりそうです。東京都心は34度予想と猛暑日の予想ではないですが、気温が上振れた場合は、体温並や体温を超えるような暑さとなる可能性があり、引き続き熱中症に警戒が必要です。

太平洋側はこのひと月ほとんど雨の降っていない所も

降水量30日合計0902

太平洋側では雨が降らず、8月3日(日)から昨日9月1日(月)までの30日間の合計降水量が平年を下回っています。
特に東京都では30日間の合計降水量が平年の5%以下となっている所もあり、雨が1か月間ほとんど降っていない状態となっています。ダムの貯水率も平年を下回っていて、荒川水系の二瀬ダムでは、2日(火)0時現在の貯水率が0%となっています。

明後日4日から5日は太平洋側で雨の可能性も どれぐらい降る?

週間天気図

明後日4日(木)から5日(金)頃は、東・西日本の太平洋側に前線が停滞して、関東から九州で雨が降りそうです。
また、明日3日(水)朝には熱帯低気圧が沖縄の南海上に発生し、まだ不確実性があるものの、5日(金)はこの熱帯低気圧が東・西日本の太平洋側に接近する可能性があります。
熱帯低気圧が接近した場合、大雨となる可能性もあります。今後の情報にご注意ください。