【気象予報士が解説】大雨のあとお盆休みは『猛暑』復活!残暑はいつまで?

13日(水)頃から猛暑復活!熱中症対策は万全に

ここ数日は前線が停滞し、猛烈な暑さはおさまっていましたが、14日(木)頃から日差しが復活し、猛暑が戻ってきそうです。
特に関東から九州の内陸部では35度以上の猛烈な暑さになる所もあるでしょう。お盆休みということで、川や山、海へのレジャーを予定されている方は、熱中症対策をいま一度見直しましょう。
こちらのコラムでは、水遊び中の熱中症対策をまとめています!

残暑いつまで?少なくとも8月後半は続く予想

先週7日(木)にかけて気象庁から発表された最新の1か月予報によると、この先1か月は全国的に平年より高い気温が予想され、残暑が続くことが予想されています。特に北海道から九州北部には、早期天候情報も発表され10年に一度レベルの高温に早めの注意喚起がされています。
熱中症による救急搬送状況(令和6年)
消防庁がまとめた熱中症による救急搬送状況を確認すると、例年お盆明けに患者数が増加する傾向にあります。昨年は続く残暑によって、9月になってからも熱中症による搬送が途絶えず、危険な状況が続きました。
暑さ対策をされている方が多いと思いますが、いま一度熱中症の対策を見直しましょう。

車内で注意したい!熱中症対策を見直して

お盆のUターンや夏休みの旅行などで、車で長時間の移動をする機会が増えるシーズンです。長時間の移動を前に、車での熱中症対策を見直しましょう!
なお、外の気温や車の色などの条件にもよりますが、炎天下の車の中は70度を超えることもあると言われています。車を停める際は、短い時間でも子供やペットを置き去りにすることは絶対に避けてください。
車内の熱中症対策
・駐車の場所にポイントあり
日陰になるような場所に駐車するようにしましょう。日影がない場所にはサンシェードを用意して、日差しを遮るようにしてください。
・効率よく車を冷やす方法
まずは、車の中に熱がこもっていますので、すべての窓を全開にして空気を入れ替えましょう。冷房もエンジンをかけるタイミングでつけ、車が冷えてきたら車内で循環させる設定に切り替えると効率的に冷やすことができます。
・トイレは我慢せずこまめに水分をとって
エアコンを使用した車内では、空気が乾燥しやすく、脱水が進んでしまうことがあります。トイレ休憩をこまめに挟むとともに、水分を補給する際はコーヒーや緑茶といったカフェインを多く含む飲料はなるべく避けましょう。