【2025年隅田川花火大会】最新天気予報と過去の天気振り返り!今年も雨や暑さ対策は必要?

明日7月26日(土)の夜7時からは、隅田川花火大会が開催されます!
過去には大雨のため開始30分足らずで中止となったこともあり、昨年2024年もひやひやする天気となりましたが、今年2025年はどうなるのでしょうか?
過去の天気を振り返りつつ、最新の天気予報や必要な対策を解説します。

隅田川花火大会 当日の最新天気予報

明日26日(土)の東京都台東区・墨田区付近は、高気圧の圏内となるため、晴れて気温が上がるでしょう。午後は次第に雲が増えますが、天気の崩れる心配はなさそうです。
気温はスタートの夜7時時点で30℃ぐらいの予想で、終了予定の20時半にかけて28~30℃ぐらいで推移しそうです。混雑する場所では風通しが悪く、さらに体感温度は高くなるでしょう。
また、南よりの風がやや強まりますので、花火を前にして風上に立って見物するとよさそうです。

隅田川花火大会と第一・第二会場の違いとは?

隅田川花火大会は、江戸時代に行われた「両国川開き花火大会」がルーツの花火大会です。300年近くの歴史があり、東京の夏の風物詩と言っても過言ではありません。
打ち上げ場所は2か所あって、合計約20,000発の花火が打ち上げられます。
①第一会場(桜橋下流~言問橋上流)
打ち上げ開始時間:午後7時
打ち上げの高さ:約200m
打ち上げ数:約9,350発(花火コンクール玉を含む)
最寄り駅:浅草駅・押上駅・東京スカイツリー駅・曳舟駅
②第二会場(駒形橋下流~厩橋上流)
打ち上げ開始時間:午後7時30分
打ち上げの高さ:約120m
打ち上げ数:約10,650発(スターマインなど)
最寄り駅:浅草駅・蔵前駅・両国駅・浅草橋駅

隅田川花火大会の開催中止基準や過去の天気とは?

雨

・隅田川花火大会の天候による中止基準

公式サイトによると、荒天等のため実施できない場合は中止とし、実施可否判断は、原則として当日の午前8時に行うとあります。明確な基準の掲載はありませんが、荒天とは、雨や強風の場合を指します。
小雨程度であれば実施可能ですが、大雨・洪水警報が発表されている場合は、原則として中止となるでしょう。注意報の場合であっても、川の増水が予想される場合などは危険を伴いますので、中止となる可能性があります。会場周辺で落雷がある場合も中止の可能性が高く、雷注意報が発表されている場合は注意が必要です。また、「東京都における煙火の消費に関する基準」では、地上で風速7m/s以上の強風が10分以上吹いている場合も中止の条件となっています。

・過去の隅田川花火大会と雨の関係

2013年には大雨のため、開始30分足らずで中止となりましたが、1978年以降で雨天中止はこの1回のみです。2013年の開催日(7月27日)は、上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となって東京でも雷雨となりました。雨は19時半から20時頃の約30分間に集中的に降り、20時までの1時間に東京都東京のアメダスでは14.5mmの雨を観測しました。大雨・洪水警報と雷注意報が発表されて花火大会は中止となり、テレビ中継では前年の花火の様子が流れるなど異例の事態となりました。
昨年2024年も関東付近は大気の状態が不安定となり、午後は活発な雨雲が流れ込んでゲリラ豪雨となった所がありました。隅田川花火大会の会場周辺も一時的に雨が降り、稲光が遠くに見えましたが、ギリギリ持ちこたえました。

現地に行く前に確認!必要な対策3選

①隅田川花火大会の雨対策

雨でも開催される場合は、レインウェアがあるとよいでしょう。コンビニや百円ショップなどで販売されている使い捨てのレインコートは、雨脚が強まると耐えられず、蒸れやすくなります。耐水圧(生地にしみこもうとする水の力を抑える性能)や透湿性(水分を生地の外へ逃がす性質)に優れたものをお持ちの方は持参した方が安心です。また、会場周辺は混雑が予想されるため、傘を使用する場合には注意が必要です。
雨具以外にも、濡れたものを拭くのにタオルやハンカチを用意しておくとよいでしょう。また、ジップ付きの袋など密封できるアイテムを用意しておくと、貴重品を雨から守るのに役立ちます。

②隅田川花火大会の熱中症対策

7月下旬の東京都心は平年(1991-2020年)では、最低気温が23.4℃、最高気温は30.9℃と厳しい暑さとなります。過去の隅田川花火大会では猛暑日となったこともあります。
昼間から場所取りをされる方は熱中症のリスクが極めて高く、夜からのお出かけでも人混みでは風通しが悪いため、熱中症対策が必須です。トイレが混み合うことを懸念して水分をとらなかったり、アルコールばかりを摂取したりしてしまうのは危険です。①のどが渇く前に水分をとる(塩分も同時にとれるスポーツドリンクがおすすめ)、②ごはんをしっかり食べる、③首や太ももを冷やすといった対策をとりましょう。
浴衣を着ていく方は、インナーは汗取の下着やクール素材のものを着用しましょう。補正が必要な場合はタオルではなく大判のガーゼがおすすめです。また、ゴムベルトや帯板はメッシュのものだと通気性がよくなります。浴衣の素材は、綿や麻のものだと通気性に優れ、汗も吸収してくれます。着用後は、うちわや扇子、ハンディタイプの扇風機などの小物を利用し、冷感スプレーなどの冷感グッズを持ち歩くとよいでしょう。

③隅田川花火大会のトイレ対策

隅田川花火大会では、近隣の駅や公衆トイレ、一部の商業施設のトイレに加えて、仮設トイレも設置されますが、どこも大変込み合っています。コンビニエンスストアなどで借りられることもありますが、余裕をもって行動しましょう。トイレットペーパーなどの備品がなくなってしまっているケースも考えられますので、水に流せるポケットティッシュなどを用意しておくと安心です。
なお、会場周辺のトイレマップは公式サイトにマップが掲載されていますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

<参考>
・隅田川花火大会 公式サイト
https://www.sumidagawa-hanabi.com/

・気象庁 過去の気象データ検索
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

・墨田区公式ウェブサイト 隅田川花火大会
https://www.city.sumida.lg.jp/kuseijoho/sumida_info/opendata/opendata_ichiran/photo/hanabi/index.html