北日本太平洋側の気温は明日大幅ダウン!
明日9日(水)は北日本太平洋側では気温が変わり目となりそうです。
今日8日(火)は北日本太平洋側の内陸部では35度を超える地点があり、帯広は37度と体温超えの暑さになるでしょう。7月としては記録的な暑さになるかもしれません。
ただ、明日は気温が変わり目となり、グッと気温は下がりそうです。日中の最高気温は、北海道太平洋側の帯広は今日より大幅に低い30度の予想です。青森県の八戸では25度に届かない予想で、半袖一枚では冷え性の方はヒンヤリと感じられるかもしれません。
なぜ傾向変わる?「オホーツク海気団」が勢力を増す
明日に気温の傾向が大きく変わるのは、東北付近に前線が停滞し始めることが理由です。
7月に入ってからは、夏を代表する高気圧である太平洋高気圧が北へ張り出しを強め、「小笠原気団」が北海道まで覆っている状態でした。ただ、温帯低気圧に変わった台風3号の北上に伴い、梅雨前線が復活し、明日は東北付近に停滞しそうです。前線の南側は変わらず小笠原気団となりますが、前線の北側にあたる北日本太平洋側は気温が比較的低い「オホーツク海気団」の空気が優勢となり、気温がグッと下がる予想です。
オホーツク海気団が勢力を増すと、「やませ」と呼ばれる冷害によってお米が不作になるなどの被害がありますが、今回はそれほど長くは続かない予想となっています。
この先の気温に注目!都心は久しぶりに真夏日から解放か?
この週末にも梅雨前線は関東付近に南下し、久しぶりに東京都心も気温が下がりそうです。
あさって10日(木)以降は、前線や湿った空気の影響で、くもりや雨が続きます。このため、最低気温は22度ぐらい、最高気温は30度前後となり、11日(金)と12日(土)は30度に届かず、真夏日から解放されそうです。
これまでの猛暑と比べるといくぶん暑さはましになりますが、蒸し暑さは続くでしょう。また、これまでの暑さへの慣れは一旦リセットされてしまうかもしれません。こちらを参考にしながら、暑熱順化(しょねつじゅんか)を続けましょう。