今日7月7日(月)は、二十四節気の小暑(読み方:しょうしょ)です。
本州では梅雨が末期となり、例年では小暑を過ぎると西日本から次第に梅雨明けを迎えて、本格的な暑さがやってくる頃です。
この時期に見頃を迎える草花や旬の食べ物を紹介していきます!
小暑に見頃を迎えている草花
地域によって多少差はありますが、この時期に見頃を迎える代表的な草花には、ハス(蓮)、サルスベリ、ミソハギ(禊萩)などがあります。梅雨末期でまだ雨の降ることもありますが、花々は一足早く夏の訪れを感じさせてくれます。
・ハス(蓮)
ハス(蓮)は、ハス科ハス属の多年性水生植物で、地下茎はレンコンとして食べられ、花は蓮茶になります。蓮と睡蓮(すいれん)は似たイメージをお持ちの方もいますが、蓮は水面より1mぐらい高い位置に咲き、睡蓮はほぼ水面あたりに浮かぶように咲きます。7月~8月頃に見頃を迎えます。
花言葉は、「清らかな心」や「神聖」などがあり、仏教では極楽浄土に咲く花とされています。
・サルスベリ
サルスベリは、ミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木です。猿でも滑り落ちるほどツルツルしていることが名前の由来で、漢字で書くと「猿滑」や「百日紅」です。7月~10月頃にかけて約100日間、 ピンクの花を咲かせます。
花言葉は、「雄弁」「愛嬌」「あなたを信じる」などがあります。
・ミソハギ(禊萩)
ミソハギは、ミソハギ科の多年草です。湿地や小川などの湿った場所に生え、小さな紫色の花を咲かせます。盆花の代表で、「ボンバナ」や「精霊花(ショウリョウバナ)」ともいわれます。7月〜9月頃にかけて花を楽しむことができます。
花言葉は、「悲哀」「慈悲」「愛の悲しみ」などがあります。
小暑に旬を迎えている食べ物
・ミョウガ(茗荷)
ミョウガ(茗荷)は、夏を代表する薬味の一つで、ショウガの仲間です。旬は夏と秋の2回あり、夏ミョウガは6月~8月頃、秋ミョウガは8月~10月頃に旬を迎えます。
食物繊維やカリウムなどのミネラルのほかに、香り成分のアルファピネンには食欲増進作用があります。
・ゴーヤ
ゴーヤは、苦味が特徴的な夏野菜で、「ツルレイシ」とも呼ばれます。沖縄や九州で栽培され、沖縄の郷土料理であるゴーヤチャンプルーは子どもにも人気があります。6月~8月頃に旬を迎えます。
食物繊維やミネラル、ビタミンなどの多くの栄養素が含まれ、苦み成分のモモルデシンには胃腸や肝機能を整える効果があります。
・穴子(アナゴ)
穴子(アナゴ)は、鰻(ウナギ)によく似た海水魚です。鰻は黒色で脂がのっているのに対し、穴子は薄茶色で味わいは淡泊でヘルシーです。
ビタミンやDHA・EPAが多く含まれ、ミネラルの一つであるセレンには抗酸化作用があります。
二十四節気や七十二候については、こちらのページでも解説しています。
<参考>
・文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)」